オンライン広告は前年比60%増で成長
デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)はこのほど、タイのサヌーク・オンライン(Sanook Online、バンコク市)と業務提携した。同社は年間約78億PVのポータルサイト運営を主軸に、ゲームやアプリ制作、Eコマース、広告事業を手がける。DACは広告配信サーバーの提供を皮切りに、広告表現やコンテンツ制作での協業を視野に入れる。
タイ広告協会の2014年1~12月の統計では、広告費1位はテレビで637億7600万バーツ(2187億7700万円)。タイのデジタル広告協会の推計では、ことしのオンライン広告費は98億6900万バーツ(337億7600万円)の見通し。まだテレビには及ばないものの、前年比62%増と急進した。新聞は131億6600万バーツ(451億6400万円)で、背中が見えてきた。
「データを活用した広告への期待も高まっている。サヌークの広告商品開発を支援し、メディアの付加価値向上に寄与したい。政情不安からの景気減速を懸念する向きもあるが、デジタル広告へのニーズは底堅いと感じる」(DACグローバルビジネス本部)
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