スポットではなくタイムを選んだスポンサーの声
もちろん、景気の問題は大きい。結局、広告メディアの収入は景気に一番左右されます。でも日本テレビだけ一人勝ちになっている説明にはならない。それとは違う要因がいま、働いています。
あるスポンサー企業の方が私に言いました。
「うちは前はスポット中心でしたが、ターゲットが30代なのにスポットだとGRPベースなのでF3中心に当たってしまう。だからいまはタイムに集中させて、30代がちゃんと見ている番組に絞っています」
なのだそうです。
これは一つの例ですが、スポンサーさんは考え始めています。テレビCMは効かない、と思っているのではなく、むしろ効果は感じている。けれども、今まで通りにはやらない。考えて、調べて、確かめて、テレビCMを使うようになっているようです。
今まで通りじゃ今まで通り儲からない。そういう状況です。勝ち負けもついてきています。だからどうするのか。テレビは次の進化が必要なのです。どこへ進めばいいか、みんなで模索する時になっているのですね。
そんなテレビとネットの先に何があるのか、ソーシャルテレビ推進会議では毎月みんなで考えています。よかったらここから覗いて、来てみてください。答えはわかりませんが、会社や業界の壁を越えてみんなで考えるのは、とりあえず面白いですよ!