ゲーム中の“空飛ぶ艇”が8分の1サイズで登場
出展ブースというより、まるでテーマパークが引っ越してきたかのようだった。ドラゴンの頭のついた巨大な艇に、中世の世界から飛び出してきたような建物。神殿のようなステージ。多数のブースがひしめく東京ゲームショウの中で、『グランブルーファンタジー』のブースはひときわ来場者の目を引いていた。
『グランブルーファンタジー』は、ゲームの企画開発を行うCygamesが提供するスマホRPG。主人公たちは、空飛ぶ艇「グランサイファー」に乗りながら、冒険を繰り広げていく。
今回のブースに再現されたのは、その8分の1サイズの艇。実際に乗船し、ゲームの中に入り込んだような気分を味わうことができる。中世風の建物の中は上映シアターになっており、視野を覆う曲面スクリーンへのプロジェクションによって没入感ある映像プログラムを楽しめるようになっている。
ステージでは、ゲームの作り手たちによるトークショーや、イラストをライブで描くアーティストライブ、来場者にプレゼントが当たるビンゴゲームなどさまざまなプログラムが随時開催されていた。
また、イベントの来場者限定でゲーム内のスペシャルバトルや仲間が用意され、来場者にはさまざまなオリジナルグッズがプレゼントされるなど、訪れたファンを喜ばせる仕掛けもいくつも用意されていた。
世界観に没頭させる演出の数々
ブースには、他にもゲームの世界観を体験させるためのさまざまな演出が用意されている。例えば、グランサイファーの甲板の双眼鏡にはヘッドマウントディスプレイが仕込まれており、のぞき込むと甲板の上に仲間のキャラクターたちが現れ、一緒に旅をしているような気分に浸れる。
他にも、人気のキャラクター「ビィ」のアンドロイドが話しかけてきたり、キャラクターのコスプレをしたスタッフらが常にブースの周りにいたり。こうした演出に触れることで、来場者は徐々にゲームの世界に引き込まれていく。ブース出展の狙い、そして舞台裏を紐解いていくインタビューはこちら。
・ファンタジーゲームの世界をブースでも提供したかった
・制作チームが語るブース実現の舞台裏