「最高のコンテンツを提供する」会社の姿勢も伝える場に
Cygamesの取締役として、春田さんはこのゲームショウに「Cygamesの作る世界をユーザーに感じてもらう場にしたい」という思いも込める。
「Cygamesが提供しているのはゲームに限らない、あらゆるコンテンツです。その一つひとつの要素がユーザーにとって最高のサービスになっているようにしたい。このブースもそう。ここを通じて『Cygamesはお客さんに感動してもらうことを忘れていません。僕たちが提供したいのはこういう世界です』と意思表示をするつもりでつくりました」。
取り組んでいるうちに、効率やROIのことはすっかり忘れていたと春田さんは笑う。だが、ゲームづくりと同じ情熱で取り組んだ結果、ゲームと会社双方へのブランディング効果が大きかったと感じている。
「今すぐゲームプレイヤーが増えるわけではありませんが、今後の施策の一つひとつの効きがかなり違ってくるのではないか、という予感があり、期待しています」。
ゲームショウではオーケストラによるゲーム音楽の生演奏も行われ、ここから「地方で巡回してほしい」といった声も寄せられている。この展示が、新たなユーザーとの絆を生むきっかけにもなりそうだ。
『グランブルーファンタジー』とは?
大地が雲海を漂う空の世界を舞台にした王道スマホRPG。神秘を奉る島《ザンクティンゼル》。そこには、失踪した父の便りを手に、約束の地へと旅立とうとする主人公がいた。主人公たちは、数多くの島をめぐり、出会いと別れを繰り返しながら冒険を進める。独特のテイストを生かしたビジュアル、個性的なキャラクター、フルボイスで展開されるストーリー、戦略性の高いバトルなどが人気で、熱心なファンを持つ。2014年3月配信開始され、登録者数が600万人を突破するヒット作となっている。