「その言葉がない世界とある世界で、一体何が変わったのか」谷山雅計・尾形真理子対談
この本がコピー上達のきっかけになれば
Q:尾形:本に書いてあることで、実際にやってみると難しいと思うところ、読者に伝わりにくいと感じているところは?
A:谷山:この本に「名コピー=名言なのか」というテーマについて書いたところがあります。広告コピーは素晴らしい表現や含蓄のある言葉でなければならないのか、という疑問に答えている部分です。お茶会で使う茶碗に染め付けた絵を例にしている部分ですね。
茶碗に“名のある絵師が描いた絵”があるとそれだけが目立ってしまう。でも茶碗に描いてある絵はあくまでも装飾です。茶碗に大事なのは、それを使って良いお茶会ができること。“子どもが描いた絵”くらいの方が、絵が主張しすぎず茶碗としての役割をしっかりと果たせるのではないか、ということを書いています。コピーも同様で、普通の言葉であっても、結果として機能するコピーの方がよいと思っています。この部分は、頭では理解してもらえるのですが、うまく伝えて具体的に実践してもらうのが非常に難しい。
そのひとつの例かもしれませんが、コピーライターは造語や新語を作りたがるんです。
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LINE、メディア側で記事を取捨・配列できるニュース・プラットフォームを開始
LINEは1日、同社が運営するアプリ「LINE」上で外部メディアが公式アカウントを利用してニュース記事を配信できる「LINE アカウントメディア プラットフォーム」を発表した。このプラットフォーラムを利用することで、メディア企業は「LINE NEWS」上で自社のニュースのみをまとめてユーザーに届けることができる。第一弾として、朝日新聞や時事通信、テレビ朝日、日刊スポーツなどの24メディアが提供を開始した。
通常ポータルサイトのニュース配信はサイト側で編集作業を行うが、今回のプラットフォームでは参画するメディア側でLINEが用意したニュース配信用CMSを通じて、どの記事を配信するか取捨し、配列できる。記事の内容はメディアごとに自由に編集でき、外部リンクも可能となるほか、メディアをフォローしているユーザーにプッシュ配信もできる。
同社 上級執行役員 コマース・メディア担当 島村武志氏は、「メディア側が情報を取捨・配列できることで、メディアのブランディングやファンの獲得につながる。私たちがメディアの皆さまとともに、人と情報のよりよい架け橋になりたい」と話す。
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4万人がスクロールし続けた、長さ400mのスマホサイト
久原醤油は11月から、毎日5万円が当たるプレゼントキャンペーン「くばら あごだしチャレンジ」を開始した。応募条件は、「スマホでサイトを見るだけ」と単純だが、スマホサイトは日本最長(同社調べ)の400m。最後までスクロールした人だけが応募フォームにたどり着ける、“忍耐力テスト型プレゼントキャンペーン”だ。
「“あごだしと言えば、くばら”と覚えてもらえるよう、会社ロゴと“あごだしのくばら”という言葉に長時間接触できるウェブ施策を検討していました。その結果できあがったのが、あご(とびうお)の飛行距離400mを実際に体感してもらえる今回の企画です」(久原本家グループ本社 マーケティングサービス部 菅原武春氏)
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