メディアアーティストの真鍋大度・石橋素らが率いるRhizomatiks Research(ライゾマティクス リサーチ)が企画・制作する、ダンスカンパニーELEVENPLAYとのダンスインスタレーション「border」が、本日より始まる。
本作は、「Rhizomatiks Research」と演出振付家のMIKIKOが率いるダンスカンパニーELEVENPLAYのコラボレーションによる新作公演。インスタレーション空間内で、ダンサーと観客が参加して成立する、斬新な形式で成立するダンス公演である。
観客が座るのは、今年グッドデザイン賞大賞を受賞したパーソナルモビリティ「WHILL Model A」。観客はヘッドセット型のバーチャルリアリティのディスプレイを装着し、動きをプログラムで完全制御されたパーソナルモビリティ「WHILL」に座って鑑賞する。
ダンスが始まると、観客の装着したディスプレイの視界には、高精度のデータ空間で描写されたバーチャルのステージ空間が広がる。装着したカメラ映像による実写風景が、データ空間に重ね合わされるAR(拡張現実)によって変化し、各自が動き回りながらそれぞれの視点からステージを鑑賞することになる。
ステージ上に置かれた10台のWHILLは自動生成によるコンピュータープログラムによって、ステージ上を個別の速さや動きでバラバラに移動し、ダンサーと空間を共有する。
本公演の体験・鑑賞チケットはすでに完売しているが、このインスタレーション空間は、ステージの外から自由に歩きまわって鑑賞することができる形でも公開。会場で鑑賞のみの当日券500円(税込み)が販売される。また、スパイラル1Fでは関連展示も行われる。
「真鍋大度さん」に関連する記事はこちら
「ライゾマティクス リサーチ」に関連する記事はこちら
ダンスインスタレーション「border」
日程:12月4日(金)〜12月6日(日)
会場:スパイラルホール(東京・青山/スパイラル3F)
タイムスケジュール:
第一部 11:00~14:00/全8ステージ
第二部 14:30~17:30/全8ステージ
第三部 18:00~21:00(20:30 最終入場)/全8ステージ
※体験所要時間は約40分
※14:00~14:30/17:30~18:00はメンテナンス時間のため、インスタレーション会場を一度クローズする。
スタッフリスト
- テージディレクション・コレオグラファー
- MIKIKO
- クリエイティヴディレクション・テクニカルディレクション
- 真鍋大度 (Rhizomatiks Research)
- テクニカルディレクション・ハードウェアエンジニアリング
- 石橋素 (Rhizomatiks Research)
- ビジュアルプログラミング
- 堀井哲史 (Rhizomatiks Research)
- 音楽&サウンドプログラム
- evala
- ソフトウェアエンジニアリング
- 登本悠介 (Rhizomatiks Research)、花井裕也 (Rhizomatiks Research)
- ハードウェアエンジニアリング
- 原田克彦 (Rhizomatiks Research)
- 照明デザイン
- 藤本隆行(Kinsei R&D)
- 映像
- 飯尾明良 (McRAY CG)、三輪映 (McRAY CG)、久保池良一 (McRAY CG)
- 映像プロデューサー
- 加島貴彦 (P.I.C.S.)
- クラフト
- 望月俊孝(Rhizomatiks Research)、坂本洋一 (Rhizomatiks Research)
- 3D モデルエディティング
- 石井達也 (Rhizomatiks Research)
- 衣装
- Yae-pon
- バイノーラルプロセッシング
- Katsuhiro Chiba
- サウンドデータフロー生成
- 土井樹
- 舞台監督
- 原口佳子・川上大二郎
- テクニカルプロダクションマネージャー
- 上條慎太郎 (Rhizomatiks Research)
- Web/グラフィックデザイン
- 木村浩康 (Rhizomatiks Design)、三登健太郎 (armsnox)、藤井かおり (Rhizomatiks Design)
- プロデューサー
- 千葉秀憲 (Rhizomatiks)
- 制作
- 太田あゆみ (Rhizomatiks)、白岩よう子 (ELEVENPLAY)、安江沙希子 (ELEVENPLAY)