実録・山形の大学生とテレビの関係「女子のパワーの源は女性アイドル」「アニメはBS11かニコ動」「親が録画した番組を仕送り」

山形のアニメ好きの若者は「BS11」「ニコ動」を視る

私:佐々木さん、こないだ仙台までわざわざ観に行ったって言ってたけど、あのテニスのミュージカルのタイトルはなんでしたっけ?

佐々木さん(女子):ミュージカル「テニスの王子様」、通称「テニミュ」です!

私:他にもコンテンツ系で、今流行ってるのある?

石橋さん(女子):「ラブライブ!」というアニメ発アイドルのμ’s(ミューズ)は、社会現象になるほど人気です!!劇場版も5カ月間のロングランです!!

NHK紅白歌合戦にも出場する「μ’s」

私:「ミューズ」は何のメディアで視るの?メディア上の接点は何?

石橋さん:テレビ(MXやBS11)、ニコニコ、YouTube、漫画、アニメと幅広いです!また「スクフェス(ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル)」というアプリが1000万DLで大人気です!中高生もやってます!

佐々木さん:芸工大(東北芸術工科大学)限定で流行っているのかはわからないのですが…赤塚先生の「おそ松くん」が成長して6つ子全員ニートになったという設定で、「おそ松さん」というアニメが流行っていると思います。(この前の片岡先生の授業で赤塚不二夫さんが出てきていたので、とてもタイムリーだったかなと)確かテレ東でやっていると思います!山形ではBS11でやっています!(発言ママ、実際はBSジャパン/編集部注)

「おそ松さん」は「オリジナルへの敬意に欠ける」としてDVD化にあたり表現を変更するなど話題に。

私:BS11を視てるということ?実は学生はBSをよく視てるの??

佐々木さん:山形でアニメを視れるのは、BS11かニコニコ動画の配信が主だと思うので、私はそこをよく視ます!昔っからテレビっ子だったので、テレビもずっと視てますね!でもテレビ視ない学生は多いとは思います…

私:なんでテレビを視ないのだろう?下宿にテレビがないから?ネット動画視るから?面白い番組がないから?みんな忙しいから??

石橋さん:テレビは、時間がないのと、まず家に持っていない人が多いからです!

中川くん(男子):僕のアパートは、BSがなく、地上波はとりあえず映る環境です。BSには視たい番組があるのですが、地上波に視たい番組がほとんどないため、視ません。ネットも携帯でTwitter とかFBくらいしか視れないため(携帯しか通信する手段がないため)情報が偏っていて正直どうなのかな…?というのが感じるところです。結論を言えば、ネットで情報収集をチマチマしているので、ギークなタイプの自分にはネットが向いていて、テレビは欲しい情報が集まらないので結果的に頭悪くなりそうな気がしてます。

石橋さん:実家組の学生は割とテレビ好きなイメージです(主観ですが)

佐々木さん:ネットの方がいい人はテレビより動画配信サイトを視ているのではないかなと思います。私はバラエティ番組はもう視なくなりました。アニメ以外には、ニュース番組をよく視ています。ニュースがやっている時間にしか家にいないのがあります(朝、夕方、深夜)

私:バラエティを視なくなったのはなぜ?マツコ・デラックスとか有吉弘行の番組は人気だけど、つまらないということ?

中川くん:主観ですが、バラエティは全体的に騒がしいと感じることがあって敬遠します。マツコさんと有吉さんのような少人数での対談で、独自の視点を持つようなバラエティ番組は時間が合ってテレビを視る気力があれば視ます。

佐々木さん:マツコの番組はかなり好きなので、たまに録画して視ることはあります!(月曜から夜ふかし)

私:要するに…「視たいもの」をみるならば、ネット上の方が探しやすいわけですね。。。テレビの場合、どうしても視たければ録画して視る。。。

次ページ 「親が録画した番組を「仕送り」してくれるらしい」へ続く

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片岡英彦(東京片岡英彦事務所 代表/東北芸術工科大学 企画構想学科 准教授・広報部長)
片岡英彦(東京片岡英彦事務所 代表/東北芸術工科大学 企画構想学科 准教授・広報部長)

1970年9月6日東京生まれ神奈川育ち。京都大学卒業後、日本テレビ入社。
報道記者、宣伝プロデューサーを経て、2001年アップルコンピュータ株式会社のコミュニケーションマネージャーに。後に、MTVジャパン広報部長、日本マクドナルドマーケティングPR部長、株式会社ミクシィのエグゼクティブプロデューサーを経て、2011年「片岡英彦事務所」を設立。企業のマーケティング支援の他「日本を明るくする」プロジェクトに参加。同年フランス・パリに本部を持つ国際NGO「世界の医療団」の広報責任者に。
2014年より「東京ウーマン」「プロフェッショナル談」編集長。Adobe(アドビ システムズ株式会社)の学生向けSNS施策の立案、日本テレビグループのLIFE VIDEO社の広報プロデューサー、iPhone5(au)戦略PRプロデューサー等を務める。2015年東北芸術工科大学デザイン工学科企画構想学科 准教授/広報部長

片岡英彦(東京片岡英彦事務所 代表/東北芸術工科大学 企画構想学科 准教授・広報部長)

1970年9月6日東京生まれ神奈川育ち。京都大学卒業後、日本テレビ入社。
報道記者、宣伝プロデューサーを経て、2001年アップルコンピュータ株式会社のコミュニケーションマネージャーに。後に、MTVジャパン広報部長、日本マクドナルドマーケティングPR部長、株式会社ミクシィのエグゼクティブプロデューサーを経て、2011年「片岡英彦事務所」を設立。企業のマーケティング支援の他「日本を明るくする」プロジェクトに参加。同年フランス・パリに本部を持つ国際NGO「世界の医療団」の広報責任者に。
2014年より「東京ウーマン」「プロフェッショナル談」編集長。Adobe(アドビ システムズ株式会社)の学生向けSNS施策の立案、日本テレビグループのLIFE VIDEO社の広報プロデューサー、iPhone5(au)戦略PRプロデューサー等を務める。2015年東北芸術工科大学デザイン工学科企画構想学科 准教授/広報部長

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