毎年12月に中山競馬場で行われる、日本の代表的なG1レース「有馬記念」。ファンによる人気投票の上位10頭に優先出走権が与えられることから、人気馬がぶつかり合う“夢のレース”として注目を集め、例年10万人を超える来場者が訪れる。
約一週間後の12月27日に開催が予定される同レースは、今回で60回目という節目を迎える。これを記念して、日本中央競馬会(JRA)は15日、世界的な人気絵本「ウォーリーをさがせ!」とコラボレーションしたWebコンテンツ「有馬記念でさがせ!」をローンチした。
企画制作は、博報堂とTOWAC(TOW+面白法人カヤック)。カヤックが有馬記念のコンテンツ制作に関わったのは、今回が初めてだという。
「有馬記念でさがせ!」は、競馬エンタテインメントサイト「Umabi」内で公開されている。15日現在、公開されているコンテンツは「ウォーリーと名馬をさがせ!」と「〇〇をさがせ!メーカー~中山競馬場でかくれんぼ~」の2つ。
前者は、「ウォーリーをさがせ!」と同じ要領で、有馬記念の歴代の優勝馬とウォーリーを探す全59ステージのゲーム。競馬エンタテインメントサイト「Umabi」の公式Twitterをフォローし、各ステージをクリア後にTwitterで投稿すると、抽選で1人に賞金60万円(同額分のAmazonギフトコード)が当たるプレゼントキャンペーンに応募できる。ステージをクリアするごとに毎回投稿すると、1投稿ごとに当選確率が上がる。
「ウォーリーと名馬をさがせ!」では、第1回「メイヂヒカリ」から、第51回「ディープインパクト」、第58回「オルフェーヴル」、第59回「ジェンティルドンナ」まで、歴代の優勝馬59頭がウォーリーとともに登場。ゲームのルールは「ウォーリーをさがせ!」と同じで、制限時間内に“さがしもの”を見つけ出すことでクリアとなる。
後者は、ユーザーがさまざまなパーツを組み合わせて自分にそっくりの「ウォーリーをさがせ!」風アバターを作成できるジェネレーターコンテンツ。中山競馬場をモデルにしたオリジナルステージで、そのアバターを探して遊ぶことができ、SNSでシェアすると、友人と互いのアバターを探し合うこともできる。
22日には、さらにコンテンツが追加される予定だ。
1996年に開催された第41回の馬券売上 875億104万2400円が、世界一としてギネス記録にも認定されている有馬記念。昨年の売上は388億2561万8100円、前年比110.7%と大幅アップしたものの、中山競馬場の入場人員は11万5878人で前年比92.9%と減少した。
今回のWebコンテンツを通じて、従来型のコミュニケーションではリーチできなかった層へのアプローチを強化し、来場者増につなげたい考えだ。
関連記事
「『進撃の巨人』の次は、国技・相撲とコラボ——JRAの最新デジタルコミュニケーション」はこちら
「ファンも納得のクオリティ――JRA×『進撃の巨人』のコラボ企画」はこちら
スタッフリスト
- 企画制作
- 博報堂+TOWAC
- CD
- 宇佐美雅俊
- 企画
- 外川敬太、小久保英史、畝井 創
- PR
- 小坂 景、岩田慎吾
- 演出
- 内田拓真、奥谷雄介
- プロジェクトマネージャー
- 畑佐雄大、折原勇一
- AD
- 市川 葵
- D
- 福澤 準、岩瀬茂樹、岡部佳奈、唐翬
- TD
- 藤澤 伸
- フロントエンジニア
- 田島真悟、渡邊達明
- PRG
- 後藤理華、徐 建勇
- AE
- 坂井慎太郎、石山未悠宇
- I+キャラクターデザイン
- アクア
- I
- フーモア
- 撮影+編集
- アマナ