本日12月18日公開の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』。「スター・ウォーズ」シリーズの最新作として全世界が注目しており、関連したタイアップイベントや商品・サービスも数多く展開されています。12月29日発売『販促会議2月号』では、そうした事例を多数取り上げ、キャラクタータイアップ手法を網羅する「スター・ウォーズ特集」を組んでいます。ここでは、本誌でも取り上げているタイアップ事例を4件、ご紹介します。
ストームトルーパーになれる!?
ファン心くすぐる特製ボックス
スタートトゥデイが運営するファッション通販サイト「ZOZOTOWN」は、映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』にあわせて11月18日から12月18日までキャンペーンを展開。期間中「ZOZOTOWN」の商品を組み立てるとストームトルーパーのマスクになる特製ボックスで配送する。
すでに、届いた特製ボックスを組み立て、マスクの写真をSNSに投稿する人が続出し、中には「ボックス目当てで商品を買った」という声も。同サイトでは限定スター・ウォーズグッズの取り扱いや、抽選でストームトルーパーが護衛するスター・ウォーズ特別車で商品を届けるイベントも企画し、ファンを喜ばせている。
ライトorダークサイドで愛着深まるGoogle仕様
スター・ウォーズファンが多く勤めるGoogleは、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の公開を控えた11月末から、「google.com/starwars」を公開。ユーザーは最初にライトサイドかダークサイドを選択する。それによって、「Gmail」「Googleマップ」といったサービスが、選んだサイドの仕様に変化。「Gmail」のローディングバーはライトセーバー(赤or青)に変わり、「Googleマップ」のペグマン(人型アイコン)も属するサイドのキャラクターになる。
また、同社では12月15日にPCゲーム「Lightsaber Escape」も公開した。PCの前でスマートフォンを動かすと、PC画面上のライトセーバーを持ったキャラクターと連動。あたかも、自身がライトセーバーを操り、ストームトルーパーと闘っているような気分を味わえる。
「当社は、ダース・ベイダーやヨーダの格好をした犬が職場にいたり、ストームトルーパーが廊下をウロウロしたりしているくらい、スター・ウォーズ好きが多い会社です。新作の公開が発表された時から、“検索にスター・ウォーズ的なものが出てきたらかっこよくない?”“銀河標準語を Google翻訳で解読できたらどう?”といった会話が社内を飛び交い、アイデアを実現したいと思う情熱的なエンジニアや製品に携わるメンバーがどんどん増え、最終的に今回のコラボレーション につながりました」(Google プロダクト・マネジメント担当副社長 クレイ ベイヴァー氏)。
男性ファンも創出する「スター・ウォーズ」スイーツ
銀座コージーコーナーは11月1日から51日間限定で、「スター・ウォーズ」デザインのスイーツを販売。銀座コージーコーナーには女性ファンが多いことから、「スター・ウォーズ」をきっかけに男性ファンを創出・育成したいということや、若年層にアプローチしたいという狙いがあった。
商品告知はTwitterを活用し、発売前から徐々に商品情報を明かすティザー型投稿を毎日実施。発売10日前に全貌を明らかにすることで、ウェブメディアの記事化が最も盛り上がる時期に発売日を迎えた。結果、ウェブの記事化は過去最高値を記録し、紙媒体からの取材も相次いだ。そうして話題が広がったことで、発売期間中、予想以上に早く終売する商品が出るなど、計画を大きく上回るペースで推移した。
フェスや店頭演出で話題沸騰!
BEAMSだけのスペシャルアイテム
BEAMSは「STAR WARS COLLECTION FOR BEAMS」と題し、同作のスペシャルアイテムを多数発表した。「スター・ウォーズは、1977年に1作目がアメリカで公開され、世界中に影響を与えてきた映画。私たちBEAMSも“AMERICAN LIFE SHOP BEAMS”としてアメリカのカルチャーとともにスタートしました。そんな、同じルーツを持つ両者がタッグを組む企画を行いたいと思っていました。各商品はキャラクターを載せるだけではなく、BEAMSならではのアイデアやヒネリ、アレンジを多数盛り込んでいます」(ビームス 販促企画部 千木良学氏)。
各商品は、ファッション誌『VOGUE JAPAN』によるイベント「FASHION’S NIGHT OUT」での販売、うちわ型フライヤー配布、店頭での同作キャラクターのカッティングシートの貼り付け、屋外大型看板の展開などを行い、大きな反響を呼んだ。
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