日本パブリックリレーションズ協会は6日、2015年度の「日本PR大賞パーソン・オブ・ザ・イヤー」と「日本PR大賞シチズン・オブ・ザ・イヤー」の受賞者を発表した。
「日本PR大賞 パーソン・オブ・ザ・イヤー」は、ラグビー日本代表主将のリーチ・マイケル選手(東芝ラグビー部所属)に決定。主将として2015年のラグビーワールドカップで4戦3勝という実績を残し、日本での2019年ワールドカップ開催に向けてラグビーブームの醸成に多大な貢献を果たした点が評価された。
また、「日本PR大賞 シチズン・オブ・ザ・イヤー」には、千葉県夷隅郡大多喜町の第三セクターによる鉄道事業会社・いすみ鉄道が選ばれた。2009年、公募により社長に就任した鳥塚 亮氏による「ムーミン列車」「車両オーナー制度」といった取り組みをはじめ、町おこしにも貢献するユニークなPR戦略が評価された。
なお鳥塚氏は現在、月刊「広報会議」にて地域活性をテーマとした連載を執筆中。
<参考記事>
廃止寸前のローカル鉄道、いかに立て直した?「よそ者」社長が協力を得るまで
表彰式は、いずれも25日の同協会主催「新春PRフェスタ」で執り行われる。
「パーソン・オブ・ザ・イヤー」はパブリックインタレスト(公益)に貢献し、かつ話題性や好感度、発想の斬新さなどを観点に、その年に経済活動、文化・スポーツ、社会・教育などの分野でPR(パブリックリレーションズ)の視点から、この年に最も活躍した人を表彰するもの。同協会会員ならびに顕彰委員会が選考を行った。
また「シチズン・オブ・ザ・イヤー」は長年にわたり社会や業界の発展に寄与し、奨励に値する実務を実践した上で、広報・PRの観点からもその独創性が顕著である人、またはそのグループを表彰している。
「日本PR大賞」に関連する記事はこちら
【関連記事(月刊「事業構想」Web版)】
ラグビー日本代表 大躍進の理由をリーチ・マイケル主将に聞く