日本の魅力を再発見し世界 へ発信することをミッションとする学生団体「my Japan(マイジャパン)」が主催する映像コンテスト「my Japan Award 2015」の結果が発表された。
「my Japan Award」は、「日本の魅力を発信」することを軸に、時代に合わせたテーマを毎回設定し、30秒の映像作品を募集している。若手クリエイター育成とコミュニティの拡大、および若手クリエイターが持つ「日本の魅力を捉える新たな視点」を評価することを目的としており、学生(大学院生、大学生、専門学生、高校生、中学生、小学生)および29歳以下の社会人が応募できる。6回目の開催を迎えた今回は「Local Culture ~世界がビックリする、日本のローカルな文化~」を応募テーマに掲げた。
審査員は伊藤直樹氏(PARTY)、えぐちりか氏(電通)、河尻亨一氏、木村健太郎氏(博報堂ケトル)、黒田秀樹氏、高崎卓馬氏(電通)、中島信也氏(東北新社)、福里真一氏(ワンスカイ)、箭内道彦氏(すき あいたい ヤバい)という、広告界の最前線で活躍する9人(氏名五十音順)。「切り口の差別化」「メッセージの明確化」「ターゲット意識」といった企画性と、「メッセージ→映像の落とし込み」「惹きつける力」といった表現方法の2軸を基準に審査し、計22作品が入賞を果たした。
最優秀賞に選ばれたのは、「TOKYO MANHOLE DJ」。写し出されるのは、渋谷区、新宿区、港区、中央区といった都内各地の街中にある多種多様なマンホール。DJのスクラッチ(レコードを手でこするように前後させ、同じ部分を反復再生したり、リズムを刻んだりするパフォーマンス)のように、映像に登場する“DJ風”の男性がマンホールを回しているように見せている。リズミカルでユニークな映像を通じて、東京を「下を向いても楽しい街」と打ち出した。
代表者:鷹野俊輝/共同制作者:松田拓磨、平木啓允、臼井文香、太田早苗