ビデオリサーチは5日、2016年正月の三が日に放映されたテレビCMの動向について発表した。企業別のトップはソフトバンクで、昨年トップだったスズキは2位となった。タレント別ではDAIGO、広瀬すず、小泉今日子がトップ3。DAIGOはダイハツ工業、ユーキャンなど出稿量の多いCMの出演が目立った。
同社グループのビデオリサーチコムハウスが、関東・関西・名古屋の各民放5局を対象にテレビCMのオンエア状況を調査している「テレビ広告統計」データを元に、2016年1月1日午前0時~1月4日午前0時未満に関東地区(日本テレビ、テレビ朝日、TBS、テレビ東京、フジテレビ)でオンエアされたCMについてまとめたもの(速報値。番組宣伝などテレビ局のPRは除く)。
今年の正月三が日では、企業数で569社、CM本数で1万2042本のテレビCMが関東地区で放映された。2015年の566社・1万1789本より増加した。
企業別ランキングでは、昨年同時期からオンエア数を増やしたソフトバンクが1位となった。2位にはスズキがランクイン。3位には昨年同時期は5位だったダイハツ工業が順位を上げてランクインした。続いて4位にCygames、5位には昨年この時期には出稿がなかった「エレックスワイヤレス」がランクインするなど、自動車メーカーとオンラインゲームアプリを扱う企業の出稿が目立つ結果となった。
1位 ソフトバンク(301本・4,860秒)
2位 スズキ(280本・4,200秒)
3位 ダイハツ工業(249本・3,735秒)
4位 Cygames(203本・3,075秒)
5位 エレックスワイヤレス(186本・2,790秒)
6位 日産自動車(169本・3,195秒)
7位 本田技研(168本・2,520秒)
8位 スクウェア・エニックス(164本・2,460秒)
9位 コロプラ(154本・2,400秒)
10位 バンダイナムコエンターテインメント(151本・2,265秒)
商品・サービス別では、企業別でも1位だった「ソフトバンク」のCMが301本・4,860秒でトップ。次いで2位に「Cygames グランブル-ファンタジ-」、3位に「エレックスワイヤレス クラッシュオブキングス」、5位に「サムザップ 戦国炎舞 KIZNA」がランクインするなど、商品・サービス別に見てもオンラインゲームアプリのCMの出稿が目立った。4位には昨年2位だった「ユーキャン」がランクインした。
1位 ソフトバンク(301本・4,860秒)
2位 Cygames グランブルーファンタジー(203本・3,075秒)
3位 エレックスワイヤレス クラッシュオブキングス(186本・2,790秒)
4位 ユーキャン(110本・1,650秒)
5位 サムザップ 戦国炎舞 KINZA(109本・1,725秒)
6位 東京ガス(101本・3,300秒)
7位 住宅情報館(98本・1,470秒)
8位 ハーゲンダッツジャパン ハーゲンダッツ カップ(95本・1,440秒)
9位 三菱東京UFJ銀行(92本・1,890秒)
10位 ゼリア新薬 ヘパリーゼW(90本・1,350秒)
また、タレント別のテレビCM出演本数を見ると、1位はDAIGOで374本。ユーキャンやダイハツ工業のCMでの出演が目立った。次いで2位はソフトバンクや東京ガスなどのCMに起用された広瀬すずで281本。3位はソフトバンクのCMへの出演が目立った小泉今日子で258本となった。今回の上位3名については、2015年の年始では圏外だったが、本年の年始で出演本数が大幅に増加した。
1位 DAIGO(374本・5,610秒)
2位 広瀬すず(281本・7,080秒)
3位 小泉今日子(258本・4,155秒)
4位 加藤ローサ(247本・3,705秒)
5位 上戸彩(228本・3,570秒)
6位 玉山鉄二(194本・2,970秒)
7位 城島茂(186本・2,790秒)
8位 あき竹城(179本・2,685秒)
9位 菅田将暉(176本・3,615秒)
10位 ももいろクローバーZ(155本・2,325秒)
5位の上戸彩、6位の玉山鉄二に、13位の武井咲、18位のローラを加えた4名は、昨年の調査でも上位20位にランクインしていた。