時候の挨拶で営業担当者をサポートする
——新型車発表のタイミング以外にDMを送ることは?
「年賀状」と「暑中お見舞い」は毎年欠かさず送るようにしています。時候の挨拶は、本来は販促グループではなく、お客様と直接会っている営業現場ですべきことかもしれません。しかし、「800人のお客様を担当している営業担当者が800枚の手紙を書けるか」というと、物理的に厳しい。
中にはお客様と疎遠になってしまうこともありますし、営業担当者が退職するケースもあります。そうした場合には、本部から時候の挨拶を送ってあげるようにしています。
これがきっかけでお客様と会社がもう一度つながりますし、来店のきっかけになることもあります。そういった意味では、時候の挨拶もDMとして欠かせない存在です。
——今後、DMに期待することは?
どの業界でも、インターネットを使った販促への置き換えが進んでいると思います。ただ、先ほどお話した通り、車の購入はネット上だけでは絶対に完結しません。ご来店いただかなくてはいけない、リアルな体験が必要になる商品です。
だからこそ、ターゲットをセグメントし、ダイレクトにご案内ができるDMという手法は、これからも継続的に必要であると思います。特に、当社はクラウンといった比較的価格帯の高い車種の取り扱いが多いため、お客様の年齢層が高い傾向にあります。ターゲットに手軽に見てもらうことができ、保存性もあるというDMの特性は、当社のターゲットに合っていると感じており、今後も活用していきたいと思っています。
DMは人を動かす─「第30回 全日本DM大賞」結果発表は2016年2月末
戦略性・クリエイティブ・実施効果において優れたダイレクトメール(DM)を顕彰する、「第30回 全日本DM大賞」。その結果発表を2016年2月末に予定している。過去の受賞作をまとめた作品集は公式サイトからダウンロードできる。
問い合わせ先:
全日本DM大賞事務局(株式会社宣伝会議内)
TEL:03-3475-7668