SXSW2016、日本がテーマのイベントを今年も開催

毎年3月、米テキサス州オースティンを舞台に、音楽・映画 ・インタラクティブの3本柱で開催される世界最大級のフェスティバル「サウス・バイ・サウスウェスト(SXSW)」。

今年は音楽が15~20日、映画が11~19日、インタラクティブが11~15日の日程で開催される。

昨年、期間中の3月17日に初めて開催された、日本をテーマにしたデイタイム・イベント「JAPAN DAY」が、規模を拡大して今年も開催されることが発表された。

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名称を「JAPAN HOUSE」に改め、3月14日・15日の2日間にわたって開催される同イベントのテーマは「Extension of Humanity -人間性の拡張-」。

ロボット、モビリティなど人間の能力・可能性を拡張する最新技術にフォーカスし、これらによってもたらされる未来社会の姿や、「人間とは何か」「人間性とは何か」といったことについて考える場としていく。

メインコンテンツは次の3つ。ほかにも多数のプログラムを予定している。

【1】セッション「アンドロイドと未来の生活」(仮)/展示「Extension of Humanity by Hiroshi Ishiguro」

世界的ロボット工学者で大阪大学教授の石黒浩氏によるセッション。教授が自身のアンドロイド「ジェミノイドHI-4」と対話しながら、アンドロイドと共に暮らす人間の未来の生活に思いを馳せつつ、改めて、「人間とは何か」について洞察する。

展示コンテンツでは、NTT研究所の独自技術である集音技術・音声認識技術・雑談対話技術などを組み合わせた音声対話技術によって、ジェミノイドHI-4や社会的対話ロボット「CommU(コミュー)」との対話を楽しめる。

【2】ピッチセッション「Pitch by Start-Ups, the Game-Changers from Japan」

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が、研究開発型ベンチャー支援事業の一環で開催している「NEDO TCP」のファイナリスト・受賞者から選出されたスタートアップ7社によるピッチ。

網膜走査投影技術の改良による視力障害者・高齢者向けのアイウェアの開発を手がける「QDレーザ」や、画像認識技術を用いたSNS分析の「Brand Pit」など、バイオ・IT・通信といった多様な分野から厳選されたテクノロジースタートアップ企業が登壇する。

【3】「OPEN ROAD PROJECT(byTOYOTA)」

 
「モビリティの未来を考えること」をミッションに活動する、トヨタ自動車の未来プロジェクト室 OPEN ROAD PROJECTチームによるセッションと、パーソナルモビリティ「i-ROAD」の展示を行う。

日本の文化や哲学を背景に、「音楽」「フィルム」「インタラクティブ」の分野の新規ビジネス・最新の技術・エンタテインメントコンテンツをプロモーションし、グローバルビジネスを生み出したいという思いから、オフィシャルイベントとして発足したJAPAN DAY。昨年は、投資家、アナリスト、メディア、エンジニア、企業経営者、米国政府関係者など800人以上が来場した。

会場はスチームパンク風の内装が特徴のイベントスペース The Vulcan Gas Company。実行委員会は、AOI Pro.ほか3団体により構成される。


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