角ハイボール缶の飲用シーン拡大新幹線プロモーション戦略とは?

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西原 SNS上では「京都駅八条口で見た井川遥さんの『出張おつかれさま。角ハイボール缶冷えてます。』の広告に出張疲れが癒された。サントリーさんのセンスに脱帽」というコメントがありました。定性的ではありますが、確実にターゲットに届いていると思っています。

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川合 サントリーさんは、デジタルサイネージの使い方もタイムリーな内容にされていて目を引きます。2011年の時報連動広告(12時、13時、18時、19時、20時の時報とともに、時間帯に合わせた放映素材で広告を表示した)も記憶に残っていますし、15年の年末には「一年おつかれさま。」だったのが、16年のお正月には、「あけまして、角ハイボール缶。」にコピーが変わったのもユニークでした。

近年、駅にはさまざまな店舗の集積が進んでおり、広告接触が消費行動に影響を与えるリーセンシー効果も期待できます。

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西原 新幹線は、やはりビジネスパーソンが多いですから、当然BtoBの広告出稿が多数ですが、我々は、ビジネスパーソンが個人としてどう消費行動をしているのかに注目しBtoCで攻めて行きたいと思っています。

デジタルサイネージは、スマートフォンとも連携しやく、ウェブへの窓口になり得るという点でも、積極的に活用していきたいと思っています。

川合 交通広告と接触した後に、どのように売場に誘導できるかという過程においても、モバイルツールは無視できない存在です。14年に名古屋駅のデジタルサイネージで、Bluetoothを使いクーポンでコンビニ店頭まで誘導する実証実験をしたところ高いアクション率が得られました。

今後は、こうしたさまざまな手法を試しながら、交通広告の機能をより充実させることが、媒体社のチャレンジとしても重要だと思っています。(敬称略)


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