石川県金沢市を舞台にしたエレクトロニックアートの祭典「eAT 2016 in
KANAZAWA」が1月29日、30日の2日間で開催された。1997年より国内外のクリエイターや学生、IT関連の仕事に携わる人たちの相互交流を目的に行われ、今回の参加者は525人にも上った。
初日は、映像とクリエイティブの分野で目覚ましい活躍や最先端の取り組みを行っている個人または団体を表彰する「eAT2016金沢大賞」と、同分野において将来の有望な個人または団体を表彰する「eAT2016奨励賞」の表彰式で幕を開けた。
大賞は電通のクリエイティブテクノロジスト菅野薫氏、奨励賞は金沢を拠点に伝統工芸の基礎技術と最先端の3DCAD技術を掛け合わせて器などをつくる企業の雪花が受賞した。
その後は、金沢にゆかりのある若手クリエイターが自身の取り組みを紹介するプレゼンテーションが行われたほか、本イベントのプロデューサーを務める東北新社の中島信也氏、土佐信道氏(明和電機)、宮田人司氏(CENDO)、小西利行氏(POOL)によるセッションも開催された。
2日目は、山本信一氏(オムニバス・ジャパン)、野添剛士氏(SIX)、菅野薫氏(電通)が登壇し、本イベントのテーマである「これからの表現、これからのクリエイティブ」についての講演を実施。その後、会場を温泉旅館に移し、登壇者と参加者が膝詰めで自由に語り合う「夜塾」が行われた。
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