グランジの2人が参加した東京ガスのオリエン隠し録りを公開
中村:前もおっしゃってましたもんね。ダイノジの大谷さんがいらしたときに。
澤本:そう。大谷さんもそうだけど、ラジオに出てらっしゃる芸人さんってラジオCM書けると思うんだよね。コピーライターが書くラジオCMは何か似てるじゃない。でも、全然違うものができるのでは、と思って。
中村:はい、なんと、その“事の顛末”を澤本さんが隠し録りしてくれています!今回は東京ガスさんのラジオCMにダイノジ・・・ダイノジじゃないや(笑)。
遠山:帰ろう、出直そう。まだ早いってことだよ、たぶん。おれたちは。
権八:今のよかったなぁ。確かにカタカナ4文字で(グランジと)似てるんだけど。
中村:お二人がそれぞれ一プランナーとして企画を提出しましたと。そしてちゃんと他の電通プランナーもいたんですよね。
澤本:そう、競合だったの。もともと、このための仕事じゃなくて、一プランナーとして参加してもらって。
権八:じゃあガチだ。
五明:僕ら何も聞いてなくて。
遠山:吉本がそういう会社なんで、マネージャーがちゃんと詳細を教えてくれなくて。
五明:僕と遠山とあと数人かと思ったら、20人ぐらいいらっしゃいましたよね。
澤本:プレゼンを受ける方々も含めてね。
五明:大人が・・・大人が20人くらいいて。
権八:子どもじゃないんだからさ(笑)。
五明:いや、でも僕ら本当にやってる途中、緊張で片頭痛とかに襲われて。
権八:向こうはちゃんとした企業の、東京ガスの方達でね。
澤本:そう、東京ガスの本社の会議室で、実際にプレゼンのためのオリエンをしてもらって。
遠山:僕らとしては一回、澤本さんと喫茶店でもいいですけど、クッションがあると思ってたんですよ。澤本さんから僕らに話があって、後日、東京ガスさんに出向きましょうということだと思ったら、一発目でドーンと東京ガスさんだったので。浜松町、え、なに?と。
権八:東京ガス本社ね。すごいね、それ。いきなり直で。
遠山:めっちゃ緊張しました。
中村:早速、澤本さんが隠し録りをしてくれた企画会議の模様を聞いてもらいましょう。始まったのは去年の10月ですね。僕ら全然知らなかったですね。
権八:こんなプロジェクトが陰で進んでたんですね。
中村:去年の10月初旬が初顔合わせでオリエンの日。ちなみにオリエンというのは何ですか?
澤本:課題を発表することだね。
権八:東京ガスさんからこんな企画でお願いしますというね。
中村:まずはそのときの模様を聞いてみましょうか。
東京ガスの方:早速、ラジオCMについてのオリエンということで。基本的には、ラジオ独特の工夫を前提に、共感、面白い、微笑ましい、感動する、場合によっては泣けるといったものをつくっていただきたいと考えております。ご質問などありますか?
遠山:えーと、これはそもそもの質問なのですが、僕ら吉本の芸人でして、個人的に澤本さんにお世話になってまして。今日はその繋がりでここに呼んでいただきまして。三人組でその内の1人の相方なんですけど、ネタも書くし、人にネタを書いたりもするので、「お呼びしてよろしいですか」「全然OKですよ」で来させていただいた状況なのですが・・・とりあえず、これは何の時間なんでしたっけ?
澤本:オリエン。
一同:笑
遠山:聞きたいことですよね。これ、どういうところから始めていけばいいんですか?
澤本:僕が答えることでもないんですけど、原稿は大きく言うと、お風呂をネタにしたコントと言ったら怒られますけど、コント「お風呂」というのでやっていただいて、東京ガスと最後に結んでいただければ大丈夫です。同じように料理も、コント「料理」で、コントじゃなくてもいいけど、ネタは料理で何かしらストーリーがあれば。「料理って家族を繋ぎますね、東京ガス」と言えばラジオCMになるし。だから、あまり気負って考えなくても、ちょっとネタを考える感じとか、身の回りの人の話とかでいいと思います。僕らじゃなくて、みなさんがこれでいいんじゃないかと思ったものを、持ってきていただければ。
遠山:はい。ちなみに、もう1人のうちの佐藤大という奴なんですが。鬼奴さんと結婚した奴なんですけど、結婚するまでずっと家がなくて、僕らのお笑いの劇場の楽屋にずっと1年間寝泊りしていたような奴なので、そいつからいろいろ話を聞いたら、暖をとるという大切さが改めてよくわかると思います。
一同:笑
五明:「家っていいね」になるかもしれない。