より伝える側の発想力
クリエイティビティが求められる
「商品」や「サービス」の特性からではなく、用途を想定してターゲティングをしていく方法もあります。例えば、商品が「カラーコンタクト」の場合で考えてみましょう。
投稿内に「カラコン」というワードを使っている人、「カラコン」に関する情報を発信しているアカウントをフォローしている人も、もちろん対象です。
しかし、さらに従来にはない新規顧客を開拓するために用途、使用シーンからターゲティングを考えるという使い方もできます。
「カラコン」に興味のある層、「カラコン」を使う場面を想像してみましょう。
ギャルだけでなく、ビジュアル系バンドやコスプレーヤーなどもユーザーと想定されるのではないでしょうか。「カラコン」というキーワードだけで出稿すると競合他社も多いので、CPCが高騰してしまいます。
ビジュアル系バンドの人たちやコスプレーヤーが集まっている場で、カラコンの広告を出してみる。そんなふうに発想を広げると、より効率的に新規顧客との接点が生まれます。
ランニングイベントのケースは競合するアカウントのフォロワーをターゲティングしていくという活用です。
カラコンのケースは、その応用編として自社の商品・サービスを使用するユーザー層が好きそうなもの、他に関心を持っているであろうもののアカウントを見つけるという活用法です。
もちろん、ユーザーのツイートからターゲティングも可能です。Twitterでは日々の生活のことから大きなライフイベントまで、様々なことがツイートされます。例えば、「結婚した」というツイートだけで、毎月約6万以上あります。結婚するタイミングは、新しい需要が多く生まれるときです。式場を探したり、保険を検討したり、家を探したり…。需要が生まれるであろうタイミングをリアルタイムに補足できるのも、Twitterならではの強みです。
他にも「彼氏ができた」というツイートは毎月70万以上! 彼氏ができたばかりの女性を即時に70万人ターゲティングできるメディアはなかなかないのでは、と自負しています。
このようにTwitterを使うと、従来になかった多様な視点からターゲティングが可能になってきます。逆に言うとマーケターが持っている多様なターゲット設定の仮説や、コンテンツが試せるよい場だと思っています。ぜひ様々な仮説を試して、よりよい成果につなげていただければと思います。
次回はTwitter広告のキーポイントになる、拡散について詳しく説明します。Twitterで広告を拡散させるためのヒントを実例を交えて紹介します。