石巻市がプロジェクションマッピングで食育、博報堂アイ・スタジオが製作
宮城県石巻市は3月、東京と大阪で食育体験プログラム「泳ぎ寿司」を行う。同プログラムは、三陸・金華山沖で収穫される海産物が出荷され、寿司となり消費者に提供されるまでの過程を参加者に疑似体験させるもの。生産・収穫までさかのぼって、そのプロセスを見せることで、食材に対する安心感を醸成し、震災による風評被害を払拭させることが狙い。
イベント会場内に特設カウンターを設営し、同市の寿司職人が実際に寿司を握る。その寿司を、プロジェクトマッピング技術を用いて、泳ぐ魚のインフォグラフィックに変化させ、収穫されたエリアの生育環境をアニメーションで放映する。また、モーションセンサーを活用し、体験者の動きに応じて、様々なインタラクションを体感できる仕組みも用意する。これらのシステム全体の構築・製作・演出は、博報堂アイ・スタジオが行う。
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スマホ禁止・シェア禁止? 英国のIT企業に届いた謎のKitKat
170グラムと大きな「KitKat」が、英国中のIT企業に届いているようだ。そのパッケージには、ちょっとした仕掛けが施されている。
ネスレUK&アイルランドは2月末、「駐車場」をモチーフにしたデザインのパッケージで、新商品「KitKatスナップ&シェア」を、ドロップボックスやスポティファイといったIT企業120社に送付した。
「スナップ&シェア」は、「周りの人と分け合って食べる」のを前提に開発した商品。2本か4本のチョコレートバーである従来の「KitKat」に対し、11本のバーが連なる。2015年8月発売で、価格は約320円(2ポンド)。
周りと分けて食べる商品なら、ソーシャルメディアでの「シェア(共有)」になぞらえよう――そう考えそうなところを、JWTロンドンのクリエイティブ・ディレクター、フェルナンド・バーベラ氏は、異なるアプローチを選んだ。
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YouTube上のゴールデン枠「グーグル・プリファード」日本で提供開始
グーグルはこのほど、YouTube上で人気のチャンネルの視聴者に向けて訴求することができる予約型の広告商品「Google Preferred(グーグル・プリファード)」を日本向けに提供開始した。オークション型の「TrueView(トゥルービュー)インストリーム広告」の広告在庫の一部を予約型に切り替えたもので、同社のアルゴリズムでより質の高い掲載場所やタイミングで出稿できるのが特徴。同社は「テレビのゴールデンタイムのイメージに近い」(武田隆・執行役員営業本部長)としている。
動画の再生回数や訪問1回あたりの視聴時間、シェアの回数などをもとに「人気」や「エンゲージメント」が高いとされるチャンネルがグーグル・プリファードの対象として選ばれ、定期的に入れ替えられる。日本のチャンネルは現在、「HIKAKIN」「はじめしゃちょー」などの人気YouTuberによるものや、「Sony Music」「円谷プロダクション」などエンターテインメント関連企業が運営するものがあるという。チャンネル指定だけでなく、性・年齢などでターゲティングすることもできる。
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