データをストレージに預けるのはお金を銀行に預けるようなもの
荒井:データ管理に関して、セキュリティ面で気になることはありますか。
鈴木:私たちの仕事はお客様の機密事項を多く含んでいます。ですからセキュリティ面には非常に気を使います。
Dropboxでデータを管理していれば、万が一PCを盗まれても閲覧権限を削除すれば済むので、バイク便でハードディスクを送ったり、デジタルに疎い人がPCで管理するよりもよほど安全だと考えています。
データを預けるのは、お金を銀行に預けるのと同じようなものだと思っているんです。プロに預けたほうが、きちんと管理してもらえる。
その一方で、スマートフォンでデータを引き出せる利便性も兼ね備えていますしね。
荒井:情報漏えいの割合として多いのは、PCの置き忘れといった、まさに人的なエラーが多いですからね。
鈴木:もう一つ、サーバー側でデータ編集の履歴がすべて残るので、マネジメントから見ると、問題がいつどこで起こったのか把握しやすいんです。トラブルシューティングしやすい仕組みです。
荒井:ありがとうございます。最後に、Dropboxを導入する前と後で、経営視点から成果と感じるのはどんな点でしょう?
鈴木:時差がある海外の国とものづくりを進める際の効率が格段に上がりました。以前はそれこそ船便でパネルを送って…みたいな話もありましたが。今は夜共有リンクを送っておけば、翌朝作業が進んでいて、しかもいつ誰が編集したかもわかる。その間のプロセスも含めて把握できます。
Skypeもあるのですが、ヨーロッパやアメリカとのやりとりでは時差に配慮して夜と朝で互いに時間を合わせて…といった調整が必要でした。特にCGのように時間をかけるほどクオリティが上がる種類のものは、少しの時間のロスも惜しいので、レンダリングして送ってもらって翌日見て…ではなく、リアルタイムでフィードバックを戻せるのがいいですね。
コミュニケーションの密度が濃くなり、より筋肉質なアウトプットができるようになったと感じています。
荒井:本来すべきことに時間を費やせるようになったということですね。私たちもそこを目指しているので、嬉しいです。
鈴木:作業の時間だけでは、私たちの仕事は完成しません。考える時間が大事だし、いい仕事をするためには映画も見たほうがいいし、美術館にも行った方がいい。スタッフにもそう言っています。Dropboxのようなツールで、そのための無駄を削ぎ落としていけるんじゃないかと思います。
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