日本最大級の公募広告賞「第53回宣伝会議賞」グランプリは、今野和人さん(31、人力舎所属)のCMアイデア『親子』篇(課題協賛企業=JTB)が獲得した。8日午後の最終審査会でファイナリスト作品31点から選ばれた。
課題内容は、『「JTBの旅行券」を大切なひとへ贈りたくなる広告表現の課題』というもの。受賞に際して今野さんは、「すごくびっくりしました。僕はふだん、芸人をやっていまして、CMをつくるのは初めてだったのですが、ネタづくりが生かされたように思います。これからも芸人としてますますがんばっていきたいと思います」とあいさつ。今野さんのCMアイデアは以下のとおり。
『親子』篇
――父親がリビングにて寝転がってテレビを見ている。
娘が掃除機をかけながら父親の前まで来る。
娘:お父さん、そこ掃除するから
父:ああ
娘:旅行でも行ってきて
父:え?
娘から父に商品を手渡すカット
驚く父親を尻目に掃除機をかける娘
NA:大切なあのひとに、JTBの旅行券を贈ろう
コピーゴールド、CMゴールド、眞木準賞の主要賞も発表となった。コピーゴールドはアットホームの課題で水野百合江さん、キッコーマンの課題で芳野周司さん、眞木準賞はアース製薬の課題で市川雅一さんがそれぞれ受賞した。シルバー受賞の7人、協賛企業賞45点の受賞者らにも賞状と賞金が贈られた。受賞の結果はこちら。