キーノートは元AKQAのレイ・イナモト氏の「未来の作り方」
キーノートスピーチではAKQAから独立し、Inamoto & Coを立ち上げたレイ・イナモト氏が務めた。日本人(日本企業)の特性とAIの特性を合わせると、モノづくりのプロセスを1~10とすると、日本企業が得意とするのは9~10の領域。一方1~9の領域はAI、0~1は人間という風になるのではという内容であった。本スピーチに関してはSensorsのサイトに詳細のレポートがあるのでそちらを参照されたい。
講演前のレイ・イナモト氏と筆者(左)、基調講演のまとめスライド(右)
超人気だった、豪華AIのセッション「人工知能が生み出す未来」、テレビ視聴ポイントの「CHARiN」など
とりわけ人気だったのが博報堂DYメディアパートナーズの森永真弓氏がモデレーターを務める人工知能のセッションであった。
登壇したのは東京大学大学院工学系研究科特任准教授の松尾豊氏、作家の冲方丁氏、情報学研究者・IT起業家のドミニク・チェン氏、メディアアーティスト・筑波大学助教の落合陽一氏の4人。筆者もメモを取るのがままならぬほどの濃い議論が展開され、AIは人間の仕事を奪うのか、AIとどの様に付き合えばいいのかと言った議論が展開され、各々の持論が展開された。
さらに、日本テレビとバスキュールで設立したHAROiDがテレビ視聴ポイント「CHARIN」を今夏より開始すると発表。新しい時代を予感させるものだった。
CHARiNのサイト
HAROiDの安藤聖泰社長
CHARiNを発表するHAROiD吉澤健吾氏
次ページ 「スポーツとテクノロジーの融合 「テクノロジーが切り開くスポーツの未来」セッション」へ続く
江端 浩人(事業構想大学院大学教授)
米ニューヨーク・マンハッタン生まれ。米スタンフォード大学経営大学院修了、経営学修士(MBA)取得。伊藤忠商事の宇宙・情報部門、ITベンチャーの創業を経て、2005年日本コカ・コーラ入社、iマーケティングバイスプレジデント。2012年9月から日本マイクロソフト業務執行役員セントラルマーケティング本部長。2014年11月よりアイ・エム・ジェイ執行役員CMO。2017年3月ディー・エヌ・エー(DeNA)入社。現在、同社執行役員メディア統括部長兼株式会社MERY副社長。
日本コカ・コーラ在職中は、同社が運営する会員制サイト「コカ・コーラ パーク」を開発し会員数約1200万人、月間PV約10億を誇る巨大メディアに成長させた。
日本アドバタイザーズ協会Web広告研究会が主催する「Webクリエーション・アウォード」で、2010年度の最高賞「Web人大賞」を受賞。2014年に日経BP広告大賞を受賞。2012年4月に開学した「事業構想大学院大学」の教授に就任。日本マーケティング学会会員。
米ニューヨーク・マンハッタン生まれ。米スタンフォード大学経営大学院修了、経営学修士(MBA)取得。伊藤忠商事の宇宙・情報部門、ITベンチャーの創業を経て、2005年日本コカ・コーラ入社、iマーケティングバイスプレジデント。2012年9月から日本マイクロソフト業務執行役員セントラルマーケティング本部長。2014年11月よりアイ・エム・ジェイ執行役員CMO。2017年3月ディー・エヌ・エー(DeNA)入社。現在、同社執行役員メディア統括部長兼株式会社MERY副社長。
日本コカ・コーラ在職中は、同社が運営する会員制サイト「コカ・コーラ パーク」を開発し会員数約1200万人、月間PV約10億を誇る巨大メディアに成長させた。
日本アドバタイザーズ協会Web広告研究会が主催する「Webクリエーション・アウォード」で、2010年度の最高賞「Web人大賞」を受賞。2014年に日経BP広告大賞を受賞。2012年4月に開学した「事業構想大学院大学」の教授に就任。日本マーケティング学会会員。
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