1カ月の新規フォロワー数が月平均の約20倍に 店頭誘引を意識したTwitterキャンペーンの成功事例——ザ・ボディショップ(イオンフォレスト)

店頭誘引として、Twitterを活用

Twitterでキャンペーンを行う際、公式サイトへの誘導やオンラインショップの売上に繋がったかなどをKPIとする企業が多い中、ザ・ボディショップは店頭へ誘引することにも重きを置いて活用。

「当社は全国に140店舗以上を展開しているおり、店頭での体験を重視しているので、いかに集客するかを日々考え、様々な媒体を活用しています。昨年7月と8月に行ったTwitterキャンペーンは、来店誘引と情報の拡散を意識しました」(室岡さん)。

Twitterはライブ(Live)が特徴であるため、今の情報をタイムリーに知りたい人が多い。キャンペーンに限らず、ザ・ボディショップでは普段から新製品情報やお得情報を、いち早く届けたり、季節催事などタイムリーに反応が来る情報を意識してツイートしているという。

「受け取り手であるお客さまの“今”の気持ちにマッチした情報をツイートするようにしています。自分ごと化しやすい内容だと拡散され、また店頭への来店にもつながるようです」(室岡さん)

ザ・ボディショップ イオンフォレスト マーケティング本部 コミュニケーション部 室岡聡子さん。「いちユーザーとしてもTwitterを活用しています。Twitterはプロモツイートも自分の興味・関心に合ったツイートが配信されるな、と日頃から感じていて、自社のキャンペーンでも使ってみたいと考えました」。

Twitterの情報が拡散されるのには、クリエイティブの力も大きい。ザ・ボディショップでは社内のデザイナーがクリエイティブを担当している。

「Twitterのキャンペーンに使う画像などは、本国から支給されますが、それを日本向けに社内のデザイナーが作りかえています。ロゴの視認性を高めたり、明るい色を使った方が目に留まりやすく、拡散されるようです。店頭でもピンクやレッドのカラー展開のギフトが人気なのですが、それと同じようなことはTwitterでもあるのだと思います」(室岡さん)。

「プロモツイートはクリエイティブの工夫で、効果が変わってきます。ザ・ボディショップさんは、クリエイティブの工夫で、広告の効果を高めることに成功している企業だと思います」(田村さん)。

ザ・ボディショップ公式アカウント。キャンペーン以外のツイートでも、常にビジュアル中心で、女性の目を引くクリエイティブになっている。

Twitterキャンペーンで店頭との連動も

7月と8月に実施したTwitterキャンペーンは、店頭スタッフとの連携にも良い影響があった。

対象ツイートをリツイートしたユーザーのうち、23%が実際に来店するという、大きな成果を上げたプレゼントキャンペーン。

「店頭スタッフから『Twitterキャンペーンを見たお客様が来店されました』などとフィードバックがあると、影響力の大きさを改めて実感します。新しいお客さまが来店して、『Twitterを見て来ました』などのお声をいただくことは、店頭スタッフはもちろん、私にとっても大きな喜びです」(室岡さん)。

また、「今これが売れている」などの声が店頭から上がると、その情報を室岡さんがTwitterでタイムリーに拡散できる良さもあるという。

「Twitterはユーザーのリアクションがすぐに分かる点がおもしろいと思います。ユーザーが欲しいと思うものには多くのリプライがありますが、そうでないものは反応が薄いです。そうした反応を施策の指標に使えたら良いと思っています。『Twitterで反応がいいから、この商品は期待できる』など事前評価の参考にもなっています」(室岡さん)。

3週間に1回プロモーションが変わり、年間約16本もの新製品紹介や、季節、催事プロモーションを実施しているザ・ボディショップ。2016年の夏には大きなプロモーションを予定しているという。

@TwitterAdsJP ではTwitterプロモ商品の最新情報、Twitterのビジネスでの効果的な活用方法、イベント情報、成功事例を紹介します。
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