システム開発や物流サービス事業を中心に、ヤマトグループを支えるヤマトシステム開発。いま、同社が手がける、販促品の効率化・適正化を実現するサービス「販促品オンデマンド」に注目が集まっている。ここでは、同サービスの特徴や利点を紹介する。
ヤマトグループのネットワークで最短で注文翌日には納品
ヤマトグループの傘下として、1973年に誕生したヤマトシステム開発。ITソリューションの開発・運用などを軸に、ヤマトグループのIT分野を全面的に担っている。近年では、2001年頃より取り組んできたサービス「販促品オンデマンド」が充実してきている。
ヤマトグループは、物流を単なる「コスト」から「バリューを生み出す手段」に変える「バリューネットワーキング構想」を掲げており、「IT、LT、FT」をベースに様々なサービスを連携させることで、付加価値の提供を目指している。
2013年9月には羽田空港近くに国内最大級の規模を誇る物流ターミナル「羽田クロノゲート」を開設し、施設内に「販促品オンデマンド」の主要拠点を設けている。
同サービス最大の特徴は、カタログ・パンフレット・DMといった幅広い印刷物のオンデマンド印刷から在庫管理、発送までを一括で行う点にある。
例えば、同サービス利用者が20部だけ営業パンフレットを必要としている。その場合、「◎◎のパンフレットを20部欲しい」とパソコンやタブレットでウェブ受発注システムに入力するだけでいい。
「羽田クロノゲート」などで印刷・在庫されているパンフレットが、ヤマトグループのネットワークの力で最短翌日には納品される。利用企業としては、自社に大量の販促品を保管する必要がなく、営業メンバーの業務効率向上による売り上げ拡大や、余計な販促ツール印刷費の減少が見込める。実際、同サービス導入によりコスト減を実現した企業が数多く存在している。
在庫・効率性・コストなどの課題を解決
「資料やパンフレットの申請が複雑で、販促品を注文してから到着するまで3〜4日かかる」という課題を持っていた製薬メーカーは、サービス導入で注文から到着までが短縮され、ストックの必要性が少なくなったことから、保管コストが20%削減した。
また、ある家電メーカー系販売会社は「メーカーで製作された販促品手配の手間と費用がかかる」という課題解決に向けて、サービスを利用。結果、管理負担の軽減と物流費の削減につながった。
ほかにも、トランクルームを借りて販促品を管理していたが、販促品を一括管理できるようになったため、レンタル費用を削減できた企業などがある。
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ヤマトシステム開発株式会社e-オンデマンドソリューションカンパニー
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