新会社の認知度向上へ ゼロスタートから広報を

九電みらいエナジーは、九州電力グループの再生可能エネルギーに関わる3部門を統合し、2014年7月に設立された新しい企業だ。企画本部が広報業務を兼務していたが、昨年4月に初めて広報担当を配置した。

九電みらいエナジー
企画本部
経営企画担当部長 永松達也 氏

九電みらいエナジーは、太陽光、風力、地熱、水力、バイオマスといった再生可能エネルギーの開発と運営を行う九州電力の100%子会社。九州電力がこれまで蓄積してきた技術力とノウハウを活用して、調査、計画、建設、運営までワンストップでサービスを提供し、顧客ニーズに柔軟に対応できるところが強みだ。

企画本部 経営企画担当部長の永松達也氏は「当社はできたばかりの会社です。再生可能エネルギー事業に興味を持ってもらい、我々の活動への認知度を高めていくには、効果的な広報活動を進めていかねばなりません。それを実行するために昨年4月に広報の担当者を設置しました」と話す。

ところが同社には広報のノウハウを持つ人材はいなかった。広報に配属された川田賢一郎氏の「広報を基本から学びたい」という要望を受けた永松氏は、宣伝会議の「広報担当者養成講座 福岡教室 総合コース」に川田氏を送り出した。

「講座受講後は広報に取り組む川田の意識と姿勢が変わりました」と、永松氏は語る。「広報のポイントとコツを学ぶことができて、戦略的にPRの方法を考えながら広報を行うようになりました。また、プレスリリースの発信やイベントへの参加など、積極的に攻めて行く姿勢がみられるようになってきました」。

1月には東京ビッグサイトで開催された再生可能エネルギーや省エネのPRイベント「ENEX」に出展。その様子が新聞に取り上げられた。

従業員の家族向け職場見学体験の様子。

1月27日から2日間、ENEX2016に出展した。

「プレスリリースを配信すると新聞やテレビからすぐに取材が来ますので、再生可能エネルギーに対して社会の関心が高いのだと改めて感じています。また、4月からは九州域外で一般家庭向けの小売電気事業にも進出します。広報活動を通じて新たな事業により理解を深めてもらえるようにしていきたいと思います」。

九電みらいエナジー川田さんの受講講座は……
「広報担当者養成講座 福岡教室 総合コース」でした。
 
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