キリンは4月5日、同社CSV本部 ブランド戦略部が中心となって展開しているお酒のマナー啓蒙活動「酒学入門講座」の一環として、春の宴会シーズンに合わせたポスターの掲出を開始した。
「酒学入門講座」は、お酒との上手な付き合い方を知ることを目的とした情報サイト。イラストをふんだんに使ったコンテンツを通じて自分の適量を知り、それぞれに合ったお酒の楽しみ方を見つけることができる。
アルコール接点の増える大学生や新成人など若年層をターゲットとする今回のポスターは、「飲み会犯罪者を取り締まる」というコンセプトのもと、多くの人が遭遇したことがあるだろう“飲み会あるある”や“飲み会のマナー違反者”を西部開拓時代のガンマン指名手配風に表現した。「終電の番人」「AKG(明らかに金払わないガールズ)」「ウェイウェイ野郎」「トイレ支配人」など10パターンあり、早稲田大学や明治大学などの大学構内や、居酒屋各店舗などに100枚以上が掲出される予定。
クリエイティブの意図について、企画制作を手がけた面白法人カヤックは「若年層は、マナー系ポスターに興味がないというのが前提だと思うので、最初のアテンションを強力にして、まず見てもらうことを心掛けました。またテキストや内容にもこだわり、楽しみながらマナーを学べるよう構成しています。飲みの経験が浅い若年層は、飲み会マナーをそもそも知らなかったり、飲酒適量が分からないなどの理由で周りに迷惑を掛けてしまうことがあります。もっと怖いのは、迷惑を掛けているという認識すらないこともあるということ。そこでマナー違反者を“犯罪者”のように仕立てて訴求することで、マナー違反者に『迷惑を掛けている』という認識を強く持ってもらえたらと考えました」と話す。
スタッフリスト
- 企画制作
- 面白法人カヤック+Asyl
- CD+企画+C
- 平野俊介
- AD+D
- 遠藤幸
- I
- 千野エー
- PR
- 北川尚宏
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