振り切った企画を分析し改良!多くの実況動画を生んだ「競馬×スモウ」企画

PDCA運用が生み出した、第2弾施策の高いゲーム性

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第2弾となる「ジャパンスモウカップ」。解析データやユーザーの声を分析し、ゲーム性を高めるとともに、ファンにはたまらない表現を盛り込んだ。

2015年11月には、続けて「ジャパンスモウカップ~横綱vsストリートファイター~」をローンチ。

「前回と比べ、広告予算がないという課題があったため、コンテンツの二次波及が必須でした。また、前回の解析データやユーザーの声を集め分析した時に、ゲーム性を高める必要があることに気づきました」(松永氏)。

ストリートファイターの特徴的な原曲を使用し、音にあわせてボタンをタイミングよく押す「リズムゲーム」としてゲームを構築。パソコンに加えてスマートフォンでも熱中できるように操作性を高めた。

「難易度は前回から相当高めました。それでも、最高点に設定した256万点を多くの方が出していて驚きました。また、全4ステージを用意したのですが、第1ステージを遊んだ人のおよそ半分は最後の第4ステージも遊んでくれていたようで、平均滞在時間は9分と高い数字が出ています」(堀井氏)。

多くの人が、YouTubeやニコニコ動画に自身のプレイ動画を投稿し、総数は180本以上となった。それらが延べ150万回再生され、「自分でゲームを遊ぶだけではなく、誰かが遊ぶ動画を見る」という広がり方もみせた。

ただ、バズらせるだけではなく、「楽しみや興奮を伝える」というクライアントの課題の本質を抽出し、「広告に思えない“体験”」にして人を動かす企画力。また、それを裏付ける分析と精緻なまでに世界観を創り上あげるクリエイティブ。そうした強力な武器を駆使し、同社は今後もマルチなタッチポイントで新しいデジタル“体験”を提供し続けていく。


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株式会社 博報堂アイ・スタジオ
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