予防医療普及委員会「ピ」によるクラウドファンディングとは?
堀江:いえ、衛生状態や生活習慣で変わります。完全に感染経路は解明されているわけではないんですが、ごはんを子どもに口移しで食べさせる地域があるんです。そういうところに住んでる人は、完全に母子感染。もっと言えば、おじいちゃん、おばあちゃんから感染するなど。そういうことが結構あって、一時期、家族性のガンだと誤解されていたわけですよ。
胃ガンはガン家系だからと言うじゃないですか。それはおじいちゃんからお母さんへ行って、子どもにいくみたいな感じで感染していたんでしょうね。生まれてきたばかりの子どもは無菌状態ですから。今は衛生状態などで変わってきたということで、20~30代になるとガクンと感染率は落ちて、どんどん減っていく方向ですね。核家族化やそういうものも影響しているんでしょうね。
中村:「ピ」のホームページにピロリちゃんチェッカーというものがございまして、たとえば井戸水を飲んでいたかどうかも関係があると言われていて、いくつかチェック項目があるので、それをやってみていただけると自分がどのぐらいの感染確率かがわかります。
堀江:ちなみに僕はこれでチェックしたら90%でした。でも、ラッキーなことにいなかったんですよ。
澤本:へー、じゃあ10%に入ったということだ。仮にいても除去すればいいんでしょ?
堀江:100%除菌できるわけじゃないんですよ。でも、自分は胃ガンのリスクが高いと知ることはできますよね。
澤本:なるほど。認識できる。
中村:医師の先生に聞いた感じで言うと、すでに傷つけられた部分があるので、除菌しても必ずそれが100%治るわけではないけれど、原因でいうと感染率99%超えということなんですね。だから、リスクの確率は早ければ早いほど減っていくと。
堀江:たとえば40歳で除菌したら、40年間ピロリ菌を飼っていたわけですからね。胃は相当やられてますよね。
澤本:怖い(笑)。
堀江:検査はやってないですか?
権八:はい。
澤本:でも、内視鏡を見たときに「胃は大丈夫です」と言われたら、胃はそんなにやられてないと思っていていいんですか?
堀江:まぁ、そうでしょうね。内視鏡の検査のオプションでピロリ菌はチェックできますよ。それが一番確実な方法です。
澤本:直接取ってくるから。
堀江:バリウムやるんだったら絶対胃カメラです。
中村:僕がこの「ピ」というプロジェクトに参画させてもらったときには、そのベースはかなりできていて、あとはホームページをつくったり、プロモーションの方法を考えたりということでした。クラウドファンディングもやろうということになっていて、実際に今やっていますが目標が1千万集まった場合に成立という高いハードルを設けているんですよ。
権八:そうなんだ。
中村:もちろん、これを聞いたリスナーの方にもぜひクラウドファンディングのページを見ていただきたいんですけど、僕がビックリしたのは1日で150万円集まったことですね。最近のクラウドファンディングってこうなんだと思ったりして。
堀江:人気のクラウドファンディングはそうですけど、これもまだ目標額には遠いのでぜひ。検査キットがついてくるので。検査キット100人にプレゼントなど、そういうのもできます。
権八:1千万円集まったら成立するというのは、つまり、何が成立するんですか?
堀江:たくさんの人達にクラウドファンディングのお金を通じて、ピロリ菌の検査キットを配って、検査をしてもらおうと。
権八:なるほど、そういう事業が成立すると。
堀江:基本はそうですね。これが成功しないと次に繋がらないので。
中村:私は粛々とホームページやTシャツ、グッズをつくり続けたりすると。ぜひ見てみてください。よろしくお願いいたします。