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第7回販促コンペ応募企画、受賞逃すも実現へ向け採用
ハミガキ粉「アパガード」を販売するサンギ(東京・中央)は8月、商品に配合するむし歯予防成分「薬用ハイドロキシアパタイト」の認知度向上を目的に、親子向けイベントを開催する。歯の健康を夏休みの自由研究テーマにしてもらうよう働きかけ、成分の理解を促す。
「アパガード」は、「芸能人は歯が命」のキャッチフレーズで一躍脚光を浴びたハミガキ粉。イベントは「歯が命の日」として日本記念日協会が認定した8月1日に行う予定。
同企画は、協賛企業が提示する課題に対し、プロモーションアイデアを公募する「販促会議 企画コンペティション」(販促コンペ、主催=宣伝会議)で、2015年の第7回実施時に応募されたもの。ジェイアール東日本企画(jeki)第五営業局の林小吾朗氏が提案した。
jeki林氏の応募企画は、「第7回販促コンペ」では協賛企業賞の候補に入ったものの、受賞を逃していた。にもかかわらずサンギ マーケティング本部の毛籠敏之部長は「当社から実現に向けご連絡した」と話す。
「夏休みの自由研究含め、宿題を子どもにさせることは母親の悩みの種の一つ。消費者をうまく洞察しており、実現性が高いこともポイントだった。母親は子どもの健康を一番に考えるもの。歯みがき剤の成分にも敏感な層だ。子どもにも歯の健康の大切さを伝えられ、社会貢献活動にもなり得る企画だ」(毛籠部長)。
一方、jekiの林氏は、「課題に対して徹底的に向き合い、ターゲット設定やアプローチ方法について考え尽くした」と、企画を立てた当時を振り返る。
「実現を目指すには、企業が持つ課題を整理し、その解決策を正確にアウトプットするための業界分析や、商品・サービスに触れるといった情報収集は欠かせない。そこに表現アイデアを加えた企画を組み立て、自信と熱意を持ってプレゼンを行えば、実施により近づくのだと感じた」(林氏)。
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