企画書の良し悪しは枚数じゃない、コンペに勝つ企画書の条件とは

企画書は、アイデアを実現し、人を動かしていくために欠かせないツールです。どんなにいい企画も、相手に関心を持ってもらい、理解してもらえなければ、動き出しません。

相手の課題を突破するアイデアと、それを実現する道筋が伝わること、ゴール像をメンバーと共有でき、決済者に納得してもえること。人を、世の中を、動かす企画書には、そうした役割が求められています。

では、優れたアイデアに行きついたプロセスを、丁寧にたっぷりと説明すれば、伝わる企画書になるのでしょうか。企画を提案する現場を見ていると、そこには疑問が残ります。

  • 相手の集中力が保てる時間は限られている
  • 忙しい決済者ほど「時間がないから手短に」と言う
  • 直接、会ってプレゼンできるとは限らない
  • プレゼン資料だけが、一人歩きする

など。

会議に臨むまでに用意していた内容を全て話しきれない、という事態はよく起こるものです。

こうした時に強いのが、相手が読み込まなくても、見れば伝わる企画書。不要なテキストを極力排し、ビジュアルを使うのも有効です。

応募者 田中ことは

販促企画の公募賞「販促会議 企画コンペティション」で優秀作に選ばれた企画書を振り返ると、肝となる施策(解決策)が書かれたスライドは、パッと見ただけで、「そうきたか!」と関心がわき、人が動きそうな道筋が見えてきます。

企画書は、分厚ければいい、というわけではないのです。

企画書形式で応募する販促コンペは、企画書の枚数を10枚以内と規定していますが、1枚企画書で勝負をする応募者もいます。

例えば、第6回でブロンズを受賞した「スマホでつくるオリジナル包み紙」のアイデアは、1枚企画書でした。

お気に入りの写真を使ってオリジナル包み紙をつくる、という施策内容が、見るだけで伝わり、企画書に必要な「課題、解決策、効果」の要素がシンプルに収まっています。

ちなみに、この企画は、2015年、松坂屋上野店の父の日特別企画のイベント「オクリモヨウ」として実現。父の日と、その前日に100名以上の人が同サービスを利用したといいます。

課題の芯をとらえ、創造性のあるアイデアなら、1枚の企画書でも、実現する。その好例と言えます。

1枚企画書も歓迎! ご応募お待ちしています

6月6日締切 「販促会議 企画コンペティション(販促コンペ)」では、人が集まる、商品が売れる企画を募集しています。グランプリ賞金は50万円。

協賛企業から出される商品・サービスのプロモーションについての課題を受け、解決策となるアイデアを企画書形式で募集するコンテストです。これまで受賞した企画が企業に採用、商品化されるなど、より実務に即した展開も生まれています。前回の応募総数は2361点となりました。

詳細は、応募方法は、公式サイトをご覧ください。

 


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