マーケティング・オートメーションサービスを手がけるマルケトは米国時間5月31日、ビスタ・エクイティパートナーズに、総額17億9000万ドル(約1950億円)で身売りすると発表した。さしあたり経営陣を刷新する計画はなく、サービス提供価格や組織にも変更はないとした。
マルケトの2016年第1四半期の純損失は1842万3000ドル(約20億円)。2015年通期の純損失は6907万9000ドル(約75億円)だった。2007年創業で、13年の上場からは3期連続で赤字。総収入を順調に拡大させる一方、マーケティング費がかさみ、2015年は総収入の60%超を占める1億2907万2000ドル(約141億円)に達した。
買収完了は、ことしの第3四半期(7月~9月)となる見込み。ビスタはソリューション関連企業へ積極的に投資しているプライベート・エクイティ投資会社。
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