KDDI子会社で公衆無線LAN事業を手がけるワイヤ・アンド・ワイヤレスは1日、同社の無料Wi-Fiサービス「TRAVEL JAPAN Wi-Fi」を通じて、訪日外国人観光客向けに、企業や個人が店鋪情報やクーポンなどを送れるサービスを始めた。ワイヤ・アンド・ワイヤレスは同サービスの潜在的な顧客規模を、「全国で50万店」と見込む。
専用Webサイトで中心となる場所を指定し、対象エリアの大きさや期間、ターゲットにしたい訪日客の言語などを指定する。エリア内にどれくらいの訪日客がいるかを確認した上で、店鋪情報や商品情報、クーポンなどを投稿できる。投稿は審査を経て、エリア内のアプリ利用者へ配信される。エリアの設定は1カ月間・1件で2480円(税別)。9月1日からは通知1回あたりで10円(税別)の手数料がかかる。
コンテンツの投稿は、利用者が自ら英語や中国語などで記入する必要がある。今後、翻訳サービスも準備するという。画像なども投稿でき、店頭でスマートフォン画面を提示して割引するなど、クーポンのような利用方法も想定する。
「TRAVEL JAPAN Wi-Fi」は3月末時点で累計150万ダウンロード。
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