コピーライターズクラブ名古屋(CCN)によるCCN賞の公開審査が5月28日、椙山女学園大学で行われた。最高賞を受賞したのは、電通九州の渡邊千佳氏と、2年連続での受賞となる電通九州の村田俊平氏。受賞作はそれぞれ、長崎自動車のテレビCM「長崎バス」シリーズと、宮崎県小林市のPRムービー「ンダモシタン小林」だった。
公開審査には誰でも参加することができ、どの審査員がどの広告の前で立ち止まり、メモをとったのかも見ることができる。選考結果は、審査会直後の懇親会で発表され、応募者が審査員に選定理由を尋ねる一幕もみられた。また、懇親会では全作品の得票数を確認できる。
CCNでは3年ごとに運営委員が変わる。今年度から新たな運営委員長になった大広名古屋支社の戸谷吉希氏は、CCNの意義について次のように話す。「僕の中で、変えたくないCCNと、変えたいCCNがあって、全応募作品が見られる公開審査会は変えたくない部分の一つでした。おかげさまで、運営陣をはじめ、会員やその周りの皆さんに手伝ってもらいながら、例年と変わらない公開審査ができました。CCNの目的は、コピーライターに限らず、業界全体を活性化すること。今までのCCNを引き継ぐコトと、新しいCCNの顔となるものを増やしていくのが、僕たちの役目と考えています」。
そのほかのCCN受賞作は以下のとおり。