営業に同行できるマーケターになる!
上記を踏まえ、今後のマーケターは、売上を見込めるEnd to Endのスキームがつくれること、売上をフォーキャストし、そこにコミットできる勇気があること、顧客とマーケティング目線で対峙できる営業センスがあることが求められることになると思います。
我々も顧客訪問することで、自ら描いたキャンペーンの仮説、ペルソナと合致しているかどうかが判明する副次的なメリットもあります。顧客の声ほど有益な情報はありません。次のキャンペーン設計に活かせるインサイトを溜めることができるので、ぜひ営業同行できるマーケターになってほしいと考えます。見えなかった顧客像がより鮮明になります。
いつの時代も普遍なのは、“ヒト”
それに加え「MarTech」という造語も最近浮かび上がったことが象徴するようにテクニカルなバックグラウンドも求められ始めています。
マシンラーニングという学習・予測ツールもありますが、やはり分析能力、ロジックづくりに長けているマーケターに一日の長があります。ダイレクトサイト、ECサイトを運営しているのなら、テクノロジーがサービス向上に直結するので、もはや必須技能なのかもしれません。
テクノロジーの素養が兼ね備えられたマーケターであれば鬼に金棒でしょう。
それが未来のB2Bマーケター像なのだろうと予感します。
ただ、技術革新によりマーケットの状況はめまぐるしく変化しても、不変な要素は、社会や会社を構成している“ヒト”です。いつどんなときでも、End(顧客)と向き合いながら、最適なセグメントを組み立て、最適な手法を選択し、効果を最大限発揮できるプランを実行できるようになりましょう。
以上、5回にわたって連載させていただいたコラムは今回で終了です。
駄文を最後まで読みいただきありがとうございました。
みなさまの日々の“地に足マーケティング”活動の一助になれば幸いです。