ラジオの広告モデルは転換期に
さて、ラジオ業界に新しいサービス「i-dio」が登場しました。音声以外にもテキストや画像など、さまざまなデータを、デジタル放送で送信していくサービスです。3月から東京、大阪、福岡で、7月から名古屋エリアでサービス開始しました。スマホで専用のアプリをダウンロードし、専用のWi-Fi チューナー経由で聴くことができます。POPS、JAZZ、CLASSICなどのチャンネルが用意され放送されています。Wi-Fiチューナーはモニター募集で申し込みもしくはネット購入などで入手できますので、是非、聴いてみいてください。
ラジオ広告費は、2015年度は微減となり、厳しい状況が続いています。民放連研究所によると、2016年度もラジオ全体で0.2%の微減の予測が出ています。ラジオの広告モデルの転換期がきていると考えられます。
博報堂DYグループでは、媒体社・コンテンツホルダーのプロパティ活用を支援する音声コンテンツプラットフォームを構築し、生活者DMPのデータを活用したターゲティング音声広告配信サービス、新しい広告モデルをつくる準備に入りました。
2016年の話題豊富なラジオ業界にご注目下さい。
(注)セッツインユース:調査対象世帯のラジオやテレビのスイッチの入れられている受信(像)機の割合。Sets In Use(SIU)
岡田 進
株式会社博報堂DYメディアパートナーズ
ラジオ局ビジネス企画開発部 部長
広告ビジネスに関わる人のメディアガイド2016
博報堂DYグループ各社で長い間使われてきた、メディアの広告ビジネスに携わるすべての人のためのデータブック。マスメディアやインターネット、交通・屋外メディアの概要・分類や用語解説、接触データなど、各種情報が詰まった「使える」1冊。特別企画「7人のエキスパートが読み解く2016年メディアビジネス大予測」収録。
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