日本ロレアルが展開する化粧品ブランド「shu uemura(シュウ ウエムラ)」のアイシャドー「color atelier(カラー アトリエ)」が7月1日に発売する。これに合わせて、全100色からなる同商品にちなみ、「COLORHOLIC=色にハマる!」をテーマとしたキャンペーンを6月10日から19日まで実施した。
キャンペーンの狙いは、新商品の発売をきっかけに「情報感度の高い20代を中心とする新規顧客を獲得すること」と、「東京・表参道に1号店をオープンしてから33年を迎えるシュウ ウエムラのリブランディングを図ること」。独創的なメイクアップを追求するシュウ ウエムラと、型にはまらない世界観の音楽・パフォーマンスで注目を集めるアーティスト、コムアイ(水曜日のカンパネラ)のコラボレーション企画を核に展開された。
「color atelier」の100色のうち、43色が新色。そのうち21色は、日本の文化や、東京の街の風景から着想を得ているという。
キャンペーンは、「TOKYO生まれのブランド」であるシュウ ウエムラが、新商品のコンセプトでもある東京を舞台に、リアルイベントとデジタル、エンタテインメントを融合させる大がかりなものとなった。
まず、「COLORHOLIC=色にハマる!」をテーマとした楽曲と、それを使用した映像を制作。映像の中では、東京の街の風景の中にある色を切り取るゲーム「カラーハント」が行われている。
映像と連動し、このゲームをリアルに体験できるイベント「COLORHOLIC~TOKYOカラーハント~」も実施した。キャットストリートや表参道ヒルズといった、コラボビデオのロケ地でもある原宿・表参道エリアにアートインスタレーションが出現。アートを撮影してハッシュタグ「#shuカラーホリック」 付きでSNSに投稿すると抽選で賞品が当たった。さらに、キャットストリートにあるBANK GALLERY(バンクギャラリー)では、フロアごとに「色を見つける」「色で遊ぶ」「色を得る」といったテーマ設定をした体感型イベント「TOKYO COLORHOLIC PARTY」も開催した。
すべてのタッチポイントで色の楽しさや“やみつき感”を伝え、ブランド認知の向上と購買意欲の喚起を図った。過去にもリアルイベントを試みたことはあったが、ここまでリアル×デジタルを立体的に組み合わせるのは初めてだったという。
キャンペーンに対する反響について担当者は、「7月1日の全国発売を前に、大きな手応えを感じました。今回の事例でデジタル×リアルを融合させる施策の有効性を確信しましたので、今後もプロジェクトごとに消費者にとって魅力的なプランを考えたいと思っています」と話した。
スタッフリスト
- 企画制作
- 電通+EPOCH
- <全体>
- CD
- 渡辺由貴恵
- 企画
- 佐々木渉
- PR
- 瀬川慶一、小坂大輔
- AM
- 工藤祐士、相澤雄一郎、大崎詩央
- PM
- 新谷真弓、福田美帆、片原琢久矢
- <フィルム>
- 演出
- 三石直和
- PR
- 荒井和也、入江聡晃
- PM
- 新保拓人、奥谷建太
- 撮影
- 吉田明義、青木隆幸
- 照明
- 松村龍
- 振付
- HIDALI、Associated Choreographer、やまだしげき
- PD
- Magma
- HM
- 浅野裕司、梁裕和、大森健、小島久美子、今村友美
- ST
- 高橋毅
- カラーリスト
- 福田康夫
- 編集(オンライン)
- 齋裕幸