話題のクリエイティブを輩出する博報堂アイ・スタジオの環境は?
―堀井さんと岡さんのやり取りを見ていても、チームワークが良さそうですね。チームを機能させるために、工夫していることはありますか?
堀井:うちのチームは年齢層が若いこともあり、いつもにぎやかに仕事をしています。社内でもうるさい方です(笑)。去年から同じメンバーで担当しているので、密に連絡が取り合えることは大きいですが、職種的に作業時間が長いことも多いので一緒にいる時間を楽しもうという意識でいます。
岡:そうですね。チームも仲が良いのですが、クリエイティブのスタッフがワンフロアに全員で集まっていてすごく開放的です。机にも仕切りがなく、スペースが全部つながっていて、誰とでも話がしやすい。いい人が多いし、みんな個性が強く、楽しいです。
―いい仕事ができる環境が、会社として整えられているのですね。
岡:そうですね。「これが好きだ」と公言することで、関連する仕事に携われる機会が自然と増える点もいいと思っています。なぜなら、好きなことができると、その領域のファンやユーザーの気持ちも理解できるうえ、自分もこだわることができて、より良いものができあがるからです。私もホラー映画が好きなのですが、ホラー関連の仕事があると、毎回ミーティングに呼ばれるようになりました(笑)。結果として、仕事がもっと楽しくなる。そんなプラスのサイクルがあることが、博報堂アイ・スタジオの強みかもしれません。
堀井:好きな領域をそれぞれ持っていて、それが他の部署にも知れ渡っている。だから、部をまたいで仕事をすることも多いですね。特に、エンターテインメント系のコンテンツは熱量がないと、コアなファンには届かない。そういう意味では「これが好きだ」という熱量はとても大事だと思います。
―コンペに勝てる理由もチームワークの良さと、好きなことができる環境にもあるのかもしれません。最後に、今後の展望を聞かせてください。
堀井:JARさんとのお仕事では、我々が日頃から目指している「統合デジタルマーケティング」の実現ができていると思います。今後も、もっと成功事例を増やしていきたいですね。
岡::自主提案をもっとしていきたいです。企画に自分の好きなものを織り込むことで、より強みを活かしていけたら、と思っています。
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