「世界のハードウェアオタクの聖地」を探訪する — 中国レポート深セン編

誰でもロボットが作れる世界を目指す「Makeblock」

Makeblockはレゴのように付けかえして自由に組み立てられるハードウェア・キット。SCRATCH(子供用のプログラミング言語)のような簡易なプログラムで動かすことができる。(小学3年生〜向け)

Makeblockのサイト。一見すると、サンフランシスコのスタートアップのサイトのよう。

メインユーザーはUS、そしてヨーロッパ。またアジアなど含めグローバル。
STEM教育の一貫として、親や学校が購入することが多い。

先日はMakeblockがアメリカのWashington Postをスポンサードして学生のロボット組み立てコンテストを開催し、ジェフ・べソスが審査。

当日の様子

オフィスの入っているビル

住所をもらったオフィスにUberで訪れると、そこは大学そばに作られた、ベンチャーオフィス団地。ばんばんビジネスインキュベーションビルが立っている中の一室にMakeblockのオフィスはあった。

Makeblockキットは中~高校生が30分ほどで組立可能。
センサー、モジュール、バッテリー、パーツ等を組みわせ、自分なりのロボットをつくれるキットだ。

彼がCEOのJasen Wang。
目のキラキラしたハードウェアオタク集団を率いている。

社内は大学の研究室のような雰囲気。中の様子を簡単に見せてもらう。

お掃除ロボ

 
自動でお絵かきするドローイングボット

様々な手作りロボットがたくさん置かれている。

最新作は、キックスターターで3000万円を突破したCodeybot。実物を見せてもらった。

 

 

Codeybotはだれでもアプリで簡単に動きや表情をプログラミングでき、小学生以上のこどもが遊びながら学べるガジェットだ。

Kickstarterものは、実物がしょぼいか、届かないことも多いが、ビデオとオフィスで見た実物のクオリティが同じで驚く。

ちなみにこのオフィスには撮影用のスタジオがある。ネット基軸でグローバル展開するためだ。

【修正履歴】
2016/7/12 Makeblockのスポンサードするメディア名をWashington Postに修正いたしました。

次ページ 「プロダクトデザインの元になる会社スローガン「アクセシブル」」へ続く

前のページ 次のページ
1 2 3 4
この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事