「ハッカーは、正しいことを雑にやる。スーツどもは、まちがったことを綿密にやる」
ハッカーにはこんな格言あるが、世界最先端のWeChatサービスは、「LINEでお金が払えて、医者も予約できて、レーティングから選べたらいいな!」といった、「実際そうだったらいいもの」が開発され、受け入れられる文化によって進んでいるのだな、と今回の滞在を通じて実感した。
テクノロジー的な新しさだけでなく、前向きな態度、新しいことがトライでき、失敗しても受け入れられる文化が、この地で新しいサービスを普及させている。
去年サンフランシスコに住んでいた頃、「fake it till you make it(既に実現しているように振る舞え、そしたら実現する」「sky is the limit(可能性は無限だ)」「chin up(あごをあげよう=元気にいこう)」といった、ポジティブなフレーズをよく聞いた。
どちらの国も、新しいことに前向きなカルチャーと、国を超えた多様な人達の集まりがテクノロジーによる社会発展を進ませているという意味で、共通するものを感じる。
ひきつづき様々な国のいいところを見つけつつ、自分のテクノロジー×コミュニケーションの仕事にも取り入れて新しい化学反応を起こしていきたい。