インフルエンサーを活用したマーケティングの難しさとは
インフルエンサーマーケティングを実施したことのある企業や担当者の方であればわかると思いますが、インスタグラマーにとって、意に反した企画や依頼内容であれば、嫌がらせかと思う内容も平気で投稿をされます。商品がよく見えない、コメントは一言、写真がぶれている、などなど、そうした投稿は実際に私も目にしました。
インフルエンサーマーケティングを、お互い気持ちよく、なおかつユーザーに適切なメッセージを届けるようにするためには、大切なポイントが3点あります。
- インスタグラマーに裁量を託す企画
- サービスやプロダクトと親和性の高いキャスティング
- インスタグラマーの過去の実績
1つ目にあげた企画というのは、インスタグラマーに、ある程度の裁量を託した企画にするということです。付与してほしいハッシュタグが多すぎる、記載してほしい文言は指定されているなどでは、十分な成果を上げることができません。彼女たちのフォロワーが見ても、自然とメッセージを受け取れるように、伝えて欲しい核のメッセージや、指定ハッシュタグを伝えます。あとは、彼女たちの通常の投稿トンマナに合うように任せることが必要です。
2つ目のキャスティングに関しては、プロダクトやサービスに親和性の高いインスタグラマーを選択することです。また、最近では、フォロワーを買うインスタグラマーも増えてきているため、インスタグラマーのフォロワーがアクティブアカウントなのか、確認することも必要です。
最後の過去の実績に関しては、依頼するインスタグラマーがどれだけ過去にInstagramを活用したプロモーションに参加してきているのかということです。彼女たちの実際の投稿をみて、どれだけ親身になってそのプロダクトやサービスを紹介するスキルがあるのか見極める必要があります。また、フォロワーがそれに対して、どれだけ「いいね！」やコメントをしているのかも確認しましょう。つまり、エンゲージメント率が高く、積極的に参加してくれるインスタグラマーなのかを過去の投稿から判断しましょうということです。
インフルエンサーマーケティングが全盛期である今、改めて成果を上げる方法や、適切なプロモーションのあり方を、マーケターはきちん考える必要があります。適切にインフルエンサーと付き合い、プロモーションの選択肢の一つにしましょう。
