どのような「フォトスポット」にすれば、若者がSNS投稿するのか

イベント前後でも仕掛けを

例えば、イベントの招待状などを凝ったデザインのものにすれば、SNSに投稿される見込みがあります。また、イベント後の拡散を考えた場合には、お土産を用意することも有効です。

右は、「OLDNAVY(オールドネイビー)」というアパレルブランドの事例ですが、人ぞれぞれのイメージに合わせ、クラッチバックをその場でペイントして作成し、お土産としてプレゼントしてくれました。人それぞれ違うというポイントに面白みがあり、ユーザーにとってはシェアする理由になります。

SNS投稿したくなるようなデジタル施策

現在、私が所属しているSnSnapでも、リアルイベントにおけるデジタルプロモーションを提供しています。自分がSNSに投稿した写真をその場でプリントアウトし、チェキのように、写真としてもらえるサービスで、お土産代わりにもなると同時に、SNS投稿を促進させるツールにもなります。

それ以外にも、GIF形式の動画アプリ「PHHHOTO」など、リアルイベントにおけるデジタル体験は、より進化し、増え続けています。このGIF動画は、自分のアドレスに送信されてくるため、そのままSNSに投稿するユーザーも多くいます。

以下は、「コーチェラ」と呼ばれる、巨大ミュージックフェスティバルで導入された、3D撮影されたGIF動画です。このように目新しいもの、珍しい仕掛けのデジタルコンテンツであれば、その場所でしか撮影ができないため、SNSに投稿される可能性も高いでしょう。

✌?❤️?@taylor_hill @josephineskriver #revolvefestival #projectseptember

Project Septemberさん(@projectseptember)が投稿した動画 –

今まででご紹介したものは、お金をはじめとするリソースが割かれているリアルイベントだと思います。自社の場合、どの部分なら取り入れられるのか、取捨選択してみてはいかがでしょうか。ぜひ参考にしてみてください。

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石井 リナ(BLAST Inc. CEO/SNSコンサルタント)
石井 リナ(BLAST Inc. CEO/SNSコンサルタント)

BLAST Inc. CEO/SNSコンサルタント
平成2年生まれ。新卒でオプトへ入社し、Web広告のコンサルタントを経て、SNSコンサルタントとして企業のマーケティング支援に従事。初のInstagramマーケティング書籍となる「できる100の新法則Instagramマーケティング」を共同執筆するなど、デジタルプロモーションを中心にセミナー講師としても活動を広げている。その後、リアルイベントにおけるSNSプロモションを行うSnSnap(エスエヌスナップ)にて、自身が編集長を務めるオウンドメディア「COMPASS(コンパス)」を立ち上げ、運営を行った。現在は起業し、女性向けエンパワーメント動画メディア「BLAST」の立ち上げ、運営を行う。学生時代より雑誌「ELLE girl」のラボプロジェクトにてリアルイベントの企画や運営に携わるなど、若年層マーケティングを得意とする。

石井 リナ(BLAST Inc. CEO/SNSコンサルタント)

BLAST Inc. CEO/SNSコンサルタント
平成2年生まれ。新卒でオプトへ入社し、Web広告のコンサルタントを経て、SNSコンサルタントとして企業のマーケティング支援に従事。初のInstagramマーケティング書籍となる「できる100の新法則Instagramマーケティング」を共同執筆するなど、デジタルプロモーションを中心にセミナー講師としても活動を広げている。その後、リアルイベントにおけるSNSプロモションを行うSnSnap(エスエヌスナップ)にて、自身が編集長を務めるオウンドメディア「COMPASS(コンパス)」を立ち上げ、運営を行った。現在は起業し、女性向けエンパワーメント動画メディア「BLAST」の立ち上げ、運営を行う。学生時代より雑誌「ELLE girl」のラボプロジェクトにてリアルイベントの企画や運営に携わるなど、若年層マーケティングを得意とする。

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