日本コカ・コーラは7月25日、東京・渋谷の新社屋で業務を開始した。29日には報道関係者向けに本社ビルでレセプションの場を設け、ティム・ブレット社長のほか渋谷区長の長谷部健氏、コカ・コーラのチーフ・オリンピック担当・オフィサーを務める北島康介氏が登壇した。
ボトル1890本、王冠1万2000個を使用 ブランド資産を反映
新社屋の外観は「コカ・コーラ」のグラスボトルの造形や緑色がかったガラスの色を模したデザインとなっている点が特徴。社内にはグラスボトルや王冠をモチーフとした内装が多数施されており、その総数はボトル約1890本、王冠は約1万2000個に相当する。ブランド資産を活かしたビジュアルがオフィス内に広がっている。
広さは3661.4坪、フロアは地上7階地下1階で関連会社を含む約600人が勤務する。なおマーケティング、デジタル、広報関連の部署は5Fのワンフロアに集約されている。
ティム・ブレット社長は「このグリーンな新社屋は、サステナビリティの取り組みへの強い決意を示すひとつの事例」と説明し、水利用の効率化では年間で約239万リットル、「い・ろ・は・す」に換算すると431万本の節水が見込まれている。エネルギーの削減も強化しており、例えばLEDの導入により建物全体のCO2削減率は31%に達する。