「Facebook」という枠を越えリーチを拡大
─生活者のデジタルシフト、さらにモバイルシフトは企業のマーケティング活動に変革を迫っています。特にテレビ離れしていると言われる若年層に対しては、そもそも接点自体がつくりづらいという課題の声を聞きます。
若年層との接点がつくりづらいというのは、私たちもよく聞きます。現在、1日あたり10億人がFacebookを、3億人がInstagramを、モバイルで利用しています。日本でもモバイルでの利用率は非常に高く、M1、F1層にも強いので、ひとつの解決策としてご活用いただけるのではないかと考えています。
ただ、モバイルという画面の小さなデバイスにおける広告クリエイティブの開発は、私たちにとってもチャレンジです。2014年から、日本にもクリエイティブの戦略プランニングやアイデアを担う「クリエイティブショップ」を設立し、サポートを進めています。特に昨今、急激に増えている動画のクリエイティブは、より積極的に開発していきたいと考えています。
米・Cisco社は2020年までに、モバイルのデータトラフィックの75%が動画によるものになると予測しています。動画はFacebookのフィードととても相性が良いので、動画の制作・活用には特に注力していきたいですね。
また生活者のモバイルシフトへの対応という観点では、Facebook内で配信されている広告キャンペーンをFacebook外のアプリやWebサイトにも展開できるアドネットワーク「オーディエンスネットワーク」の提供を日本でも進めています。Facebookの広告プラットフォームのひとつなので、高品質なパブリッシャーしか登録されておらず、品質と規模を両立したキャンペーンを実現できます。すでに「乗換案内(ジョルダン)」「auサービスTOP」「Zaim」など、多数の大手アプリに参画いただいており、急速に成長中です。
そして、グローバルなプラットフォームであるFacebookならではの強みとして、日本から世界市場に向けたキャンペーンも強力に支援することができます。
モバイル時代のマーケティングの“ハブ”を目指す
─Facebook、Instagramを基点に外部アプリと連携もし、モバイルにおけるマーケティング活動の「ハブ」を目指していくのではないか、と感じます。
現時点では、まだ実現への道半ばですが、それが目指す姿です。日本でも活用事例が増えてきた「カスタムオーディエンス」(Facebook、Instagramでの広告配信に際して、企業が保有している顧客データベースを活用して、効率的なターゲティング配信ができる仕組み)など、私たちがモバイル時代のマーケティングの「ハブ」となれるよう、日本でもクライアント企業の皆さまのビジネスを支援し続けていきたいと思います。
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