トヨタ自動車は、ロッテとタッグを組み、「プリウス試乗味ガム」を開発した。ロッテのチューインガム研究員がプリウスに試乗し、その滑らかな走り心地や、視界の広さ、力強い加速などの体感を、ガムのフレーバーで再現した。
パッケージは、プリウスの部品を擬人化したキャラクター「PRIUS!IMPOSSIBLEGIRLS」をあしらったデザインを含め、全59種類をラインアップ。8月5日から全国のトヨタ販売店(一部取り扱いのない店舗もある)にて順次配布が開始された。また、ロッテのオンラインショップでも、個数限定で「プリウス試乗味ガム」がもらえるキャンペーンを実施している。
今回のコラボレーションの狙いは、新規顧客にプリウスへの試乗に興味をもってもらうことだと、担当者は話す。「『プリウス試乗』に関する話題を喚起しつつ、販売店に足を運ぶインセンティブにもなるようなアイテムをつくろうと考えました。ドライブといえば、ガム。そうして『プリウス試乗味ガム』につながりました。目指したのは、『食べるだけでプリウスに試乗した気分を味わえる』こと。そんな無理難題に応えられるのはロッテさんしかいないと思い、当社の営業部門経由でアプローチしたところ、快諾いただきました。チューインガム研究員の方に、実際にプリウスに試乗してもらい、その体験や感覚をもとにした味のガムを本気でつくってもらいました。ロッテ工場のガム製造ラインを『プリウス試乗味ガム』のために空けてもらい、完全オリジナルのガムが完成しました」。
このオリジナルガムを話題化するため、Web限定CMや、渋谷駅での交通広告、Twitter広告など、さまざまなメディア施策も実施。渋谷では体感イベントも実施し、多くのバズを起こすことに成功した。
また、ターゲット層のデータを分析したところ、一言で「プリウスのターゲット」と言っても、そこにはさまざまなグループが存在することがわかったという。「そのため、それぞれに対応した『試乗味アイテム』をつくろうと考えました。その一つが、ブルーボトルコーヒーさんに依頼した『プリウス試乗味コーヒー』です。乗り心地、走り心地をコーヒーにする、ということにブルーボトルコーヒーさんも最初は驚いていましたが、実際にプリウスに試乗していただくとインスピレーションが湧き、味づくりはスムーズに進んだそうです。またコーヒー以外のコラボグッズも大人気で、マグカップは即日完売しました。このように、お客さま一人ひとりの志向に合ったプロモーションを実施することで、新規のお客さまがトヨタのお店に足を運ぶきっかけをつくることに成功しました」。今後も、例えば小説など、さまざまな形で「プリウス試乗から生まれたコンテンツ」を制作していく考えだ。
スタッフリスト
<プリウス試乗味コーヒー・ガム・小説 共通>
- 企画制作
- 電通+電通テック+太陽企画+たき工房+Shipoo+Twotone
- CD
- 佐々木宏
- CD+C
- 嶋野裕介
- 企画+AD
- 小柳祐介
- 企画
- 藤田卓也、坂下義明、河野美月
- PR
- 杉山雅弘、馬場大輔、和田貴紀
- AE
- 中村壮詔、松村潤、鹿子保之
<映像 ※ガム>
- PR
- 大野鉄平、細川修平
- PM
- 近藤亮介、溝口佳歩
- 演出
- 野村建宇
- 撮影
- 加藤まさたか
- 照明
- 久保俊彦
- 美術
- 磯貝さやか
- アニメーター
- 廣木綾子
- 編集
- 見田伸夫(オフライン)、小林祐五(オンライン)
- カラリスト
- 今西正樹
- ミキサー
- 石村高明
- 音楽
- 佐藤能久
- SE
- 三田裕
<グラフィック、グッズ>
- D
- 田中百合子、松山千尋、山下衿子、才野夏海
- PR
- 合澤淳一郎、星和紀
- 撮影
- 刑部信人
- RET
- 工藤美樹
<Web>
- AD
- 西田セルジオ
- C
- こばやしこうすけ
- TD
- 森一磨
- ME
- 福井晴朗、背黒浩二
- PR
- 杉山雅弘、和田貴紀、今冨訓孟
<小説>
- I
- 白尾可奈子、三浦ユカ
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