03 ランドリーに設置された謎の自動販売機から出てきたのは…
Bojangles’ Famous Chicken ‘n Biscuits 「Laundromat」(米国)
ノースカロライナ発のチキン料理のファストフード店・Bojanglesʼ Famous Chickenʼn Biscuitsは、自動販売機に対する米国民の「古い」「満足できない」といった印象をガラリと変えるとともに、ブランドイメージを向上するキャンペーンを実施した。 新しくオープンしたランドリーに設置されたのは、謎の自動販売機。「なんだろう?」と伬しがりながらも、利 用客たちは恐る恐るボタンを押してみる。
すると陽気な音楽が流れ出し、商品取り出し口から人間の手が出てきて、 無料チキンとアイスティーが手渡され た。利用客は自動販売機の中を覗き込んだり、ビデオを撮ったりと興味津々。 「これはマジックだ」「ランドリーに来てチキンをもらえるなんて」と驚きの言葉を次々と口にした。 無料チキンを提供した場所は、ランドリーだけに留まらない。期末テスト期間の大学生に、空港で荷物受け取りを待つ乗客に、同社の無料チキンとアイスティーを提供して、人々を喜ばせた。人々の反応が、ブランドにとって最も価値のあるコンテンツになると、 Bojanglesʼは考えているのである。
04 スマホを充電しながら、チキンを楽しめる専用ボックス
KFC「Watt A Box」(インド)
スマートフォンの充電もしたいし、 フライドチキンも食べたい!─そんな欲張りな人にうってつけの商品を、インドのケンタッキー・フライド・チキン(KFC)が発表した。その名も「Watt a Box」。モバイルバッテリーを内蔵した、限定テイクアウト用ボックスで、首都・デリーとムンバイの数店舗で展開された。
フタはマグネット式で開閉する仕組 みになっており、内蔵されるバッテリーは箱から分離でき、単体のモバイル バッテリーとして持ち運ぶことも可能。前面には電源ボタンと残量インジケータがあり、マイクロUSBポートとUSB-Aポートが一つずつ用意されて いる。6100mAhの容量を持つものの、 実際に充電できるのはスマホバッテリー全体のわずか17%だったようだ。
KFCでは、世界各国でこうしたデジタル、スマートフォン、IoTなどを絡めたキャンペーンを展開しており、例えばドイツでは、チキンを食べた手でもスマートフォンの画面を汚すことな く文字が打ち込める、Bluetoothキーボード機能付きトレイシートが話題になった。