バズ動画は、TVCMの「代わり」なんですか?

それぞれ得意分野がある!

わざわざ、直接的なターゲット“以外”に訴求するなんて効率が悪い、とのご指摘があるかもしれませんね。ですが、そこはご心配なく。オンライン動画はHERO動画だけではありません。前回、ご紹介しましたが、オンライン動画には「HHH(HERO, HUB, HELP)」の3種類があって、それぞれ得意分野が異なるんです。

言の葉を広げる“コトノハターゲット”を含む、広い層の認知・興味を喚起するには、HERO動画。ある程度興味を持った人たちの、ブランドや商品へのさらなる理解を促進するのがHUB動画、購入検討期の人たちの背中を押す、How To動画や、機能/効能を説明するHELP動画。生活者の意識や行動のフェーズに合わせ、それぞれの目的やニーズに合致した動画を複層的に用意することで、いずれも見られる動画になるわけです。

ただ、基本的な性質としてオンライン動画が見られるかどうかは、かなりの割合で生活者に委ねられているので、リーチということではTVCMのほうが、絶対的な安心感があります(もちろんTVCMのように、デジタルの動画広告でリーチさせるやり方もあります。基本的な性質として、って話です)。つまり、それぞれ特徴が異なるんです。

オンライン動画は、その目的にあわせて、宣伝濃度とエンターテインメント要素の黄金律がある

“コトノハターゲット”が鍵

さて、ここまでHERO動画を中心としたオンライン動画とTVCMのターゲットに対する役割やアプローチ方法の違いについて、考えてみましたが、いかがでしたでしょうか。

オンライン動画のターゲットアプローチについて、1枚にまとめるとこうなった。

こうして改めて整理してみると、“コトノハターゲットを巻き込む”視点が、HERO動画の大きな特徴だといえると思います。次回は、HERO動画をつくる時の具体的なメソッドについて考えてみます。ヒントは、もちろん“コトノハ”です。

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眞鍋 亮平/鹿間 天平/根本 陽平(鬼ムービー)
眞鍋 亮平/鹿間 天平/根本 陽平(鬼ムービー)

オンライン動画を中心に、最適かつ先進的なコミュニケーションをプランニングから制作・PDCAまで担う専門チーム。クリエーティブ、PR、メディアを中心に各部門からデジタル領域の知見を持つスタッフがグループ横断で集結している。名前には、鬼ヤバい・鬼泣ける・鬼かわいいなど、オンライン上の動画を楽しむ世代が使用する「鬼」という言葉に着目し、鬼○○な動画を生み出すチームという意味を込めている。

眞鍋 亮平/鹿間 天平/根本 陽平(鬼ムービー)

オンライン動画を中心に、最適かつ先進的なコミュニケーションをプランニングから制作・PDCAまで担う専門チーム。クリエーティブ、PR、メディアを中心に各部門からデジタル領域の知見を持つスタッフがグループ横断で集結している。名前には、鬼ヤバい・鬼泣ける・鬼かわいいなど、オンライン上の動画を楽しむ世代が使用する「鬼」という言葉に着目し、鬼○○な動画を生み出すチームという意味を込めている。

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