宣伝会議賞の超具体的な対策、教えます。

中尾流・必勝のコツ3つ

コツ1。前半の課題から順番に書いていくと後半がどんどん手薄になるし、書きやすい課題から書くと手付かずの課題が出てくる。だから、一番前の課題から後ろに向かってと、一番後ろの課題から前に向かって書いて行きます。つまり、1日に前と後ろの2つの課題で100本ずつコピーを書くんです。で、それぞれが最後と最初の課題に到達するまで書いていきます。

このやり方だと、どの課題も平均的に書けること以外に、強制的に頭を切り替えるから、同じようなコピーばっかり思いつく魔のループから脱出できたり、後半の課題を書いている時に前半の課題にぴったりのコピーを思いついたりします。さらに、複数の仕事を同時に企画できるようになるキャパ増大のトレーニングにもなります。

コツ2。このルーティーンを可能な限り何回も繰り返します。1回のルーティーンで同じ課題を2回やることになりますが、1度目よりは2度目、3度目、4度目と、課題に取り組むたびに新しい発見があります。もうこれ以上ないって思っていたのに、まだまだ切り口ってあるんだな〜と痛感します。

さらにコツ3。その年に書いた全てのコピーを保存しておいてください。で、来年挑戦した後に今年の自分のコピーと比べてください。とても良い刺激と励みになりますよ。

以上が、僕がやってきた宣伝会議賞への取り組み方です。

残念ながら僕は、宣伝会議賞のグランプリを最後まで獲ることができませんでした。でも諦めずに何度も挑戦し続けました。そしたら、グランプリの名誉と賞金の代わりに「コピーを書く底力」という、もっとありがたい大切なものを宣伝会議賞からもらうことができました。

さあ、次はあなたの番。あなたは宣伝会議賞で何を手に入れるのかな?

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「第54回宣伝会議賞」審査員
「第54回宣伝会議賞」審査員
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