2016 OCC賞グランプリは「ンダモシタン小林」、受賞作を掲載した年鑑が12月に発売

大阪コピーライターズ・クラブ(OCC)は7月16日、「2015 OCC賞」の審査会を開催し、受賞者を決定。その受賞作品をまとめたOCC年鑑の発売が12月上旬に決まった。

2016年から新しい審査基準がスタートし、コピーだけでなく、全体の表現や仕組み、テクノロジーも評価対象となった。グランプリは、越智一仁氏(電通)と村田俊平氏(電通九州)が手がけた宮崎県小林市のPRムービー「ンダモシタン小林」。準グランプリは、藤井亮氏と小堀友樹氏(電通関西支社)による滋賀県「滋賀県「石田三成CM<第一弾>」<第二弾・総集編>」が受賞した。

審査委員長を務めた直川隆久氏(電通関西支社)は、今回の審査会について以下のようにコメントした。

「今年のOCCに集まった作品を見ると、地域的な広がりに加え、質自体が格段に上がったように感じました。その激戦の中でグランプリを争ったのは、滋賀県と宮崎県小林市のPR動画。企画のアイディアや完成度のみならず、世に出た後の話題性も互いにひけをとらない作品でしたが、決戦投票の末にグランプリは『ンダモシタン小林』に。奇しくもどちらも地方公共団体が発信主体でした。最高新人賞は嶋野裕介さん(電通)。手掛けた『PRIUS!IMPOSSIBLE GIRLS』での圧倒的な量と質、フリー素材アイドルの考案というラジカルな企画力に、審査員からは『新人離れしている』『恐ろしい』との声も。受賞されたみなさん、おめでとうございます」

12月には『大阪コピーライターズ・クラブ年鑑 2016』の発刊を予定している。本賞の受賞作品や、審査員コメントなども多数掲載予定。主な受賞作品は以下の通り(受賞者、広告主・商品名、作品名の順)。

【グランプリ】

越智一仁(電通)、村田俊平(電通九州)/宮崎県小林市/移住促進PR「ンダモシタン小林」

【準グランプリ】

藤井亮(電通関西支社)、小堀友樹(電通関西支社)/滋賀県/「滋賀県「石田三成CM<第一弾>」<第二弾・総集編>」

【審査委員長賞】

正樂地咲(電通)/ファーストブランド マイベストジョブ/「教えて先輩」シリーズ

【最高新人賞】

嶋野裕介(電通)/トヨタマーケティングジャパンほか プリウスほか/「PRIUS!IMPOSSIBLE GIRLS」ほか


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