LINEが満を持して投入した運用型広告「LINE Ads Platform」、リリースから3カ月の手応えは?

LINEの中で「アドテクノロジー」に本気で取り組みたい

—LINEとアドテクノロジーは正直なところ、これまであまり結びつかなかったように思うのですが、今日のお話を聞いてかなりの本気度を感じます。

LINE Ads Platformビジネス推進室 セールスチーム マネージャー 池端由基氏

まさに、いま全社で広告事業に力を入れているところです。直近の四半期決算では、LINE事業のなかで初めて広告事業の売上が、全事業の中で最も高い比率を記録しました。特に、拡大期の「LINE Ads Platform」は成長率も予想よりかなり高く、大きな成長が見込める領域です。会社のなかでの重要度は非常に高い事業で、上層部からの期待もハードルも高いですね。

会社の本気度の現れだと思いますが、LINEとしては初めて広告プロダクトベースの専任部署「LINE Ads Platform室」を立ち上げ、企画・開発・営業・サポートから、運営まで携わる者が所属しています。

—池端さんも、仕事のやりがいを感じているのですね。

はい、日本発のメディアで、FacebookやGoogleといったグローバルメディアと肩を並べて戦える環境は他にはないと思います。私個人の思いとしては、圧倒的なユーザーへのリーチや日々蓄積されていくユーザーに関するデータなど、LINEというプラットフォームが持つ利点を最大限活かして、アドテクノロジーに本気で取り組みたいのです。日本でこれだけ支持を得ているメッセンジャーアプリの会社だからこそ、運用型広告の新たなモデルを、今、まさに自分たちでつくることができると思っています。

—現在、どのようなチームで「LINE Ads Platform」のセールスを進めているのでしょうか。

現在は6名の営業チームですが、10月には新規採用や社内異動も含め10人になる予定です。広告主さんに直接、営業に行くこともありますが、広告代理店さんと一緒に動くことも多いですね。

さらに営業活動だけでなく、運用しているクライアントのパフォーマンスをウォッチして、分析から改善の提案までも我々が担当しています。今はまだ、立ち上げの時期なので、一人の人間が営業からコンサルティングまで一気通貫で担当し、ナレッジを貯めていこうという段階なのです。会社全体の文化的なところもありますが、自分や周囲の人間を上手に巻き込み、何をどこまでやることが組織としてベストパフォーマンスにつながるかを自主的に考えて動くことが求められますし、一人ひとりの担当領域や裁量権が本人の動き次第で横にも縦にも広がるので、やりがいはあり過ぎるくらいの良い環境だと思います。

一方で、営業に限らず、企画・開発部門も含め、正直、人が足りなくて、組織として考えるとまだまだ手が届かない部分や本来もっと追求できる部分もあり、良いメンバーが1人でも加わるだけで大きく成長曲線が変わるプロジェクトだと思っています。そういうこともあって、「LINE Ads Platform」のメンバーを急募集中というわけです。

—「LINE Ads Platform」の普及にむけて、どんなメンバーと一緒に働きたいですか。

この事業は今後、拡大していく事業になるので、いま参加した方はコアメンバーになるはずです。まだ、スタートしたばかりで明確に役割が決まっていない環境なので、自分に制限をかけずにチャレンジしたいという気概を持った方と働きたいです。

新しい事業をつくっていくため、常に上のポジションにいる人の意見が絶対に正しいというわけではないです。私自身も広告事業の担当役員である田端にも、「こっちの方がいいのでは」と意見を言うこともありますし、その姿を見ているメンバーたちも私に意見をぶつけてきます。序列が厳しく、上司には意見を言えないという環境は絶対に無いので、これまで培ってきた知見からアドバイスをもらいたいですね。

—いま池端さんが担当していることは、LINE内にとどまらず、日本に新しい広告事業を立ち上げていこうという仕事なわけですね。今日は、ありがとうございました。


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