ちょっと長いので、先にこの記事の趣旨をお伝えします。
① YouTubeは最高に素晴らしい動画メディアである
② しかしYouTubeと並ぶ、素晴らしい動画メディアが存在する
③ それぞれの特徴を捉えたメディア戦略こそが動画バズの近道
① YouTubeは最高に素晴らしい動画メディアである
② しかしYouTubeと並ぶ、素晴らしい動画メディアが存在する
③ それぞれの特徴を捉えたメディア戦略こそが動画バズの近道
前回の記事「バズの誤解」で、
人がシェアをする方法をまとめましたが、
この時、人が伝えるためには土台、つまりはベースとなる伝播元が存在します。
土台は、テレビや新聞雑誌、ラジオ、交通広告、ウェブサイト、SNS、そして「人」、と様々なものが存在しますが、例えば一般的に、伝播させたいコンテンツがウェブ動画であれば大体、YouTubeを土台として設定し、素材をポンとおいて、PR活動や広告枠の活用によって拡散をブーストさせるということがよくあります。
しかし、ここで“ポン”と置いてしまう前に、一つ考えなくてはいけないことが。
もちろん動画メディアとしてYouTubeは、世界最大規模の超優良有力媒体です。
しかし昨今、Twitter、Facebook、Instagram、Snapchatの動画メディアという側面での成長は著しく、古参のVimeoもそのブランド力を高め続けています。(更に日本でいえば、ニコニコ動画など、他にもいろいろあります)
最近いろんなところで、「TV CMと同じ素材をYouTubeのADに転用するなんてもってのほか」という議論が巻き起こってますが、それと等しく「YouTubeに置く映像を他のソーシャルメディアに転用するなんてもってのほか」と言えるほどに、それぞれの媒体特性は異なります。コンテンツの種類やターゲットによって親和性の高いメディアは変わり、そのメディアによって素材の作り方は大きく変わってきます。
人がメディアとなった時代、人はそれぞれの媒体とどう向き合い、どうやってコンテンツを受け取り、どうやって拡散してくれるのか。それらを見極め、コンテンツ開発の段階からメディア戦略を並行して考えることが重要になってきています。